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【11月5日】縄文サイクリングを開催しました!

企画振興課です。

先日、八ヶ岳を舞台に「縄文サイクリング ~縄文人を探せ~」を開催しました。
縄文時代とサイクリングを絡めたイベントは、昨年の諏訪湖周での開催に引き続き2回目の開催となりました。

諏訪地域には縄文時代の遺跡が数多く点在し、個性豊かな土器や土偶が数多く発掘されています。そして、「星降る中部高地の縄文世界」というテーマで日本遺産に認定されている地域です。
今回舞台となった八ヶ岳エリアは、質の高い黒曜石が発掘されたことなどから、「縄文銀座」とも呼ばれる地域であり、時代の名残が色濃く残る景観を味わうことができます。

そして名残が色濃く残りすぎたのか、なんと実際に縄文人が目撃されたという情報が・・・
今回の参加者は自転車に乗り、広大な八ヶ岳エリアで縄文人を探しに行きます。サイクリングガイド兼ナビゲーターのお2人に走行上の注意点をレクチャーしていただき、いざ出発。次々と寄せられる目撃情報だけが頼り。果たして縄文人は本当にいるのだろうか・・・

自転車で走ることで、車では気づけない地域の素敵な景観を感じながら、縄文文化に縁のある数々のスポットを巡ることで、改めてこの地域に根付いた縄文文化の名残を感じることができます。

茅野市では2体の国宝土偶が発掘された現場へ訪れました。土偶はこれまでに約2万点が出土しており、国宝に認定されている土偶は全国で5体だけ。そのうちの2体が茅野市にあるのです。すごい確率ですね。

【縄文のビーナス】発掘現場:棚畑遺跡にて

【仮面の女神】発掘現場:中ッ原遺跡にて

現地では解説ガイドの方々から縄文時代に関する様々な情報を教えていただき、参加者の皆さんの関心が高まります。
でも、縄文人は見つからず。旅はまだまだ続きます。

茅野市尖石考古館で、実際に国宝2体と対面しました。発掘現場で解説を聞いた後に本物を見たことで、「これがさっき話を聞いたあれか!」という感動がありました。

【茅野市尖石縄文考古館】にて国宝と対面

天候に恵まれ、道中の景観は最高です。美しい紅葉や雄大な山々の景色が参加者を迎えてくれます。

そしてサイクリングの満足感から、徐々に今回の旅の目的を忘れていきます。
「本当に縄文人はいるのか・・・」参加者からも不安の声があがり始めた頃、八ヶ岳美術館で出会ったかわいいキャラクター「フゥーちゃん」から有力な手掛かりを入手します。そこには【井戸尻】の文字が・・・「今度こそ」という思いで参加者は富士見町にある井戸尻考古館へ向かいます。

【八ヶ岳美術館にてフゥーちゃんと】

井戸尻考古館に到着した参加者の皆さま。すっかり縄文人に会えるのか半信半疑の状態になっています。しかし、少し歩くと周辺に何やら物が落ちており、それを辿っていく。

すると一軒の竪穴式住居が・・・しかも煙が出ているという状況。

近づいてみると・・・いました!ついに縄文人を発見!
 
どうやら彼は巷で【ムサイさん】と呼ばれる縄文人らしい。狩りをして夕飯の準備をしているところでした。言葉が通じるのか不安で参加者が恐る恐る話しかけると、それなりに現代語で会話ができました。本人曰く「教えてもらって結構話せるようになった」とのこと。

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