2017.08.14 [ 【目】自然・景観 ]
希少動物の赤ちゃんを救え! ~パンダとヤマネ~
--冬眠するというのも珍しいですね。今回保護されたヤマネはどういう状態ですか。
西村:今回緊急保護された4頭のヤマネの赤ちゃんは、保護時生後7日前後と思われます。体重は、1頭のみ3.1グラムであとの3頭は3.2グラムでした。
--3グラムというのは1円玉3枚分ですからかなり軽いですね。大丈夫でしょうか。
西村:現在は、みんな元気に育っています。生後2か月位には発見されたお山に全員返します。
--2か月で一人立ちできるのは早いですね。人間とはかなり違いますね。すくすく育ってほしいと思います。
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上の写真は西村さんが撮影されたものです。
生まれて間もないので、体毛も生えていません。
(西村さんは自然写真家で、現在、清里フォトアートミュージアムで八ヶ岳の生き物を撮った写真展を開催されていますので、写真に興味がある方は足をお運びください。)
(夏の雲っすねー。原村にて)
動物の模様というのはとても面白いものです。冒頭でも述べたパンダは模様が特徴的です。うちでも猫を2匹飼っていますが、なぜあんな模様になっているのか、とても興味深い。
模様の謎で有名なのはシマウマの縞。ネットには、「暑い地域にすむシマウマほど、縞の数が多い(略)シマウマの縞模様には体温を低く保つ効果があり、虫を寄せつけない。その結果、虫が媒介する高温地域に多い病原菌が感染するのを防いでいるのではないか」などとあります。ホントか? と思いますが、複数説ありますのでご自分で確認してみてください。
動物の模様はなぜあんなデザインなのかというのも興味深いのですが、それがいかにしてできたものなのかというのも不思議です。私見では、胎内にいるときに模様ができるホルモンを浴びたのではないかと思います。例えば猫の模様も、胎児で丸くなっているときにホルモンを浴びて、それがダラッと垂れてきたと考えるとその形を説明できそうな気がします。(これはシマウマには当てはまりそうにありません。)違う色の毛が生えているところは肌の色も違います。それは、このヤマネの写真でもよくわかります。
最後にうちの猫の写真をお見せしますね。
これはちっとも希少動物じゃありません。
10年まえに保健所に持ち込まれ、処分されそうになっていた子猫を、もらい受けたものです。
希少動物ではありませんが、動物の赤ちゃんを救ったことになります。
今じゃ高級な餌を食らい、羽毛布団の上に寝て、王様気分です。
怖い顔をしていますが、怒ってるんじゃなく、寝ぼけてるんです。
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