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諏訪湖アートリング「第4回 サンリツ服部美術館」

シリーズでお送りしている諏訪湖アートリング協議会加盟の美術館・博物館紹介コーナー。
第4回は、「サンリツ服部美術館」です。

こちらの美術館には、日本・東洋の古代から近代にいたる絵画・書蹟・工芸に、西洋近現代絵画を加えた600点余りが収蔵されています。
600点という作品数は決して多くはないのですが、国宝をはじめとし、重要文化財・重要美術品をあわせて20点余りと、重要な作品が多いのが特徴です。

サンリツ服部美術館には茶道具が充実していて、茶の湯の文化を伝える美術館でもあります。
流派にこだわらず、茶道を知らない人も楽しめて、茶道をたしなむ人にも興味深い展示を心掛けていらっしゃるとのこと。
今はコレクション展「箱は語る」が開催中で、年に一度だけお目見えする、かの有名な国宝「白楽茶碗 銘 不二山」が展示中です。(12月9日まで)
写真ではわかりにくいですが、上の白い部分と下の黒い部分の間の釉薬の色が虹色に輝いて、うっとりする美しさです。



さらに、この期間中は不二山とあわせて指定されている本阿弥光悦直筆の箱についても、見ることができます。

 



こちらも有名な長次郎作「黒楽茶碗 銘 雁取」は、なんと七重の箱に納められています。
まるでマトリョーシカのように、開けても開けても箱ばかり。
それだけ様々な歴史が刻まれてきたということです。



 


箱から銘の由来や以前の持ち主などがわかり、その道具が辿ってきた歴史を読み取ることができるんですね。

ところで、工芸作品の名前は漢字ばかりで、ちょっとわかりにくいですよね。
こちらの美術館では、作品の見どころを一言で表すようなキャッチコピーが付けられています。学芸員さんこだわりのキャッチフレーズにもご注目ください。

コレクション展「箱は語る」
http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/schedule/main.html

12月14日(金)からは、「箱は語る」に替わり、コレクション展「人が言葉を書くとき」が始まります。
8mにも及ぶお経など、奈良時代から江戸時代までのすばらしい書蹟の数々が展示されます。

こちらも期待が高まりますね!

コレクション展「人が言葉を書くとき」
http://www.sunritz-hattori-museum.or.jp/schedule/next.html

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