2017.08.01 [ 南信州の観光・自然・花 ]
南アルプス聖岳へ植生復元ボランティアに行ってきました!!
農地整備課の中年Yです。
平成29年7月15日(土)~16日(日)、南アルプス聖岳(標高3,033m)へ高山植物保護ボランティアに行ってきました。
※ボランティアの内容は、鋼製防鹿柵の修繕、斜面崩壊地や道脇の植生復元ネット敷設などです。
7月15日(土)は飯田市南信濃の梨元ていしゃばに朝5時に集合。聖平での作業開始時刻13:40に間に合うよう、各自のペースで登ります。(登山の様子は後程、紹介します。)
山小屋のある聖平到着後は植生を傷めないように参加者全員が持参の地下足袋に履き替えます。そして、小屋から作業場所まで各種資材を人力で運搬します。
【作業前の打ち合わせ】 【資材運搬状況】
【作業前(写真左)と防鹿柵張替え中(写真右)】
昨年実施した支柱の中へ鉄筋1本を挿入した箇所の変形が少なかったことから、今年はさらにグレードアップして、支柱の中へ鉄筋2本を挿入して打設しました。
【只今、支柱を打ち込み中!!】【今年は強度を上げるため、支柱(C形鋼)の中へ鉄筋を2本挿入】
【張替え作業中】【柵の外と中の違いは一目瞭然。柵の中ではカラマツソウやニッコウキスゲが咲き乱れる】
【柵の中で咲くニッコウキスゲ】
ニホンジカによる食害の後、この柵が設置されてから、開花株になるまで7年を要しており、一度被害を受けると本来の姿まで戻るのがいかに大変かが頷けます。
7/16(日)は6時30分から作業開始。前日の作業の続きを行い、アクシデントがありましたが、作業は終了しました!!
【作業前打ち合わせ】【斜面崩壊地の植生復元ネット敷設(茶色い部分が今回敷設)】
ここまでがボランティア作業の内容ですが、ここからは15日の登山の様子を紹介します!!
登ってからの重労働は大変ですが、自然は素晴らしい姿を私たちに見せてくれました!!
7月15日(土)の6時に便ケ島を出発し、9時15分に薊畑(あざみばた)に到着した私は、おにぎりでおなかを満たして休息後、清掃登山と高山植物保護パトロールを兼ね、腕章を付けて一人で奥聖岳のお花畑へ向かいました。小聖岳を過ぎると、少々赤みを帯びた岩塊が眼前に迫ってきて圧倒されます。
【小聖岳付近からの聖岳】 【小聖岳付近からの富士山】
可憐な高山植物が出迎えてくれました!!
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