2013.01.29 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
史跡というにはまだ若いかしら?
さて、この写真はどこでしょうか?
トンネルのようですがちょっと狭く小さいようです。
足元には水があるようですが、さてこのトンネルのようなものは一体何でしょう。
次の写真の範囲に存在します。
ここはどこでしょうか。松川町の方ならすぐお分かりになると思います。
前河原です。
ここの道路下に約1.5kmの長さで先ほどのトンネル、ここの場合は専門用語で
サイフォンという低地を越えて水を送るための施設が埋設されています。
1月16日、農水省西関東土地改良調査管理事務所の現地調査に同行し潜りました。
普段はトンネル(サイフォン)の中は水で一杯ですが、この時期下流で補修
工事などを行っているため断水になっており、調査のため中に入りました。
このトンネル(サイフォン)は昭和29年の完成で、既に58年経過しており
ときどき機嫌を損ねて道路へ水を噴き出します。
その個所を内側から視認するための調査です。
竜西一貫水路は飯田下伊那地方の食糧増産のため建設された水路です。
松川町から飯田市川路(天竜峡IC.近く)までの水路ですが見ることができる
ポイントは少ないです。
見かけた場合はどんな水路か興味を持っていただければうれしいです。
なお、田植えが終わった後の前河原の景色は一見の価値があります。
きれいですよ。 <農地整備課の能天気>
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