2013.02.22 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
事念仏って知ってる?
お世話になっている方に誘われて、あるお祭りに参加する機会がありました。
これが、その時の写真です。
何をしているか、おわかりになりますか?
実はこれ、長い数珠なんです。(10m以上もあります。)
ご主人のあいさつがあり、和室におかれた大きな数珠の内側外側に大人から子供まで身を寄せ合ってすわります。(けして数珠をまたいではいけません。)
そして、総取締役さんの音頭で、「南無阿弥陀仏」の大合唱が始まります。そのとき、右回りに数珠を少しづつ回していきます。
数珠を手繰りで回すうちに大きな珠が回ってきます。その時は、この珠を額にあてて無病息災や五穀豊穣を祈ります。
なんとこの念仏は15分も続きます。(体も温まり汗ばんできます。)
終わると当番の家で用意された料理を肴に酒をくみかわし、子供たちにはお菓子が配られます。
この日は、総勢100名近い参加者があり、2回に分けて数珠を回しました。
心温かいひと時を過ごすことができました。
後で、お聞きしたところ、このお祭りは「事念仏」と言って、下伊那郡喬木村富田を中心に行われている伝統行事だそうです。当番が回ってくるのは100年に1度、一生に一度回ってくるかこないか、それくらいありがたいお祭りだそうです。
貴重な体験でした。
ちなみに祭りがおこなわれる日は、毎年2月9日だそうです。
参考:http://www.medianetjapan.com/2/20/travel/trxfactory/kotonenbutu.htm
<農地整備課>
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