2023.06.16 [ 県民の森 ]
大平峠県民の森のレンゲツツジが見頃です!
こんにちは。林務課林産係です。
県民の森も初夏らしい景色になりました。
緑豊かな景色の中に、朱色の花が目立ちます。
これはレンゲツツジ。大平峠では6月頃から咲き始めます。
日光と水分が大好きな、草原や湿原などでよくみられる花です。
逆に、この条件が揃わない場所ではあまり育たず、例えば、木々が生い茂る森の中では見かけません。背の高い木々に遮られ、低木であるレンゲツツジに日が当たらないからです。
管理棟前広場は、背の高い植物を刈り払っているため日当たり抜群。
また、広場の真ん中には沢が流れており、強い乾燥に晒される心配もありません。
レンゲツツジが育つにはうってつけの環境といえます。
県民の森では、管理棟前広場を中心に、キャンプ場や車道沿いでもよく見られます。
これらの場所に共通しているのは、周りに背の高い植物がないこと。
一歩、森に入ると花は途端に姿を消してしまいます。
レンゲツツジにとっていかに日当たりが重要かが分かります。
もちろん、日光と水分が豊富な環境は他の植物にも魅力的。
放っておくとササやススキが茂り、あっという間にレンゲツツジを覆ってしまいます。
定期的な草刈りを行っているからこそ、毎年綺麗な花を咲かせてくれるのです。
長野県も梅雨入りし、蒸し暑い日が増えてきました。
晴れた日には、涼しい県民の森でお散歩などいかがでしょうか。
注意とお願い
・綺麗な花ですが、摘み取りはご遠慮ください。
・水分を求めて、沢の近くにまとまって生育していることも多いです。小さな沢ではありますが、観察の際は足元にご注意ください。
この記事に関するお問い合わせ先:南信州地域振興局 林務課林産係 TEL:0265-53-0424
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