信州魅力発掘人 信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

信州魅力発掘人

信州に魅せられ、活動する人たちの言葉には「信州の魅力」が凝縮されています。信州の魅力を掘り下げ、それを語る「信州魅力発掘人」。山の強さ、美しさ、厳しさ、素晴らしさを知る人たちが「山の魅力」を伝えます。

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行政の境界を越えて、「地元の山」の魅力をつなげたい

「地元の人の山」も楽しい

- 大内さんが思う、長野県の山の魅力は?

山が多く、多彩なことですね。北アルプスのような高い山もあるし、地域の人に親しまれている山や、仕事で使う山もあります。いろいろな山があって、それぞれの良さがある。標高が高い山もいいですが、私は地域にある地元の人の山がとても好きなんです。

- 登山をするような山ではない、裏山みたいな山ですか?

山菜や薪を取りにいくような山ですね。そういう昔からずっと人が通っていた道を走ると、趣きを感じます。歴史や生活を感じ取れるというか、新しく整備したのではない人の感覚というか、息づかいがあります。

- 最近は、トレイルランをする人も増えてきましたね。

山登りからトレイルランを始める人もいれば、ロードランニングから始める人もいます。山登りから始めた人は山のルールを知っていますが、ランナーから始めた人の中には、ちょっと違う感覚の人もいるようです。登山者とトレイルランナーとの共存が問題になっている場所もありますが、お互いに相手を尊重する気持ちが大切。私は、声を掛けて相手が譲ってくれれば抜いていきますが、そうでなければ後ろからついていくこともあります。皆が気持ちよく過ごせるように、相手を思う気持ちを持ってほしいですね。

- 今後は、どのような活動を?

地域にこだわらず、アウトドアフィールドを広げていきたいです。私も市の職員なので、担当区域があるのは分かりますが、行政が引く線が実際の山に引いてあるわけではありません。境界を気にせずに、それぞれの良さをつなげてさらに魅力ある山の楽しみを紹介できればと思っています。


2010年、父・輝夫さんの伴走でアメリカの100マイルレースに出場。輝夫さんは2012年に66歳でウルトラトレイル・マウントフジに出場し、最高齢完走者の記録を持っています。「父が走っているので、その年までは走り続けないと」と笑顔を見せる大内さん。無理せず、気持ちよく走るからこそ続けられる。今後も、そんな思いと信州の豊かな自然の中を走る心地良さを多くの人に伝えてくれることでしょう。

PROFILE

1975年生まれ、名古屋出身。高校時代に自転車に興味を持ち、そこからトライアスロン、トレイルランニングの世界へ。大学卒業後、松本市役所に入所し、安曇野に移住。スポーツを活かしたまちづくりや地域の活性化を図る「松本スポーツコミッションプロジェクト」の推進に尽力している。

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