信州を食べよう 美しい山々に囲まれた自然豊かな長野県は、全国の食卓に食材をお届けする農業県です。四季の変化に富んだ環境が、たくさんのおいしい農産物を育んでいます。 おいしい信州の農産物をお楽しみください。

信州を食べよう

美しい山々に囲まれた自然豊かな長野県は、全国の食卓に食材をお届けする農業県です。四季の変化に富んだ環境が、たくさんのおいしい農産物を育んでいます。 おいしい信州の農産物をお楽しみください。

今が食べ頃!干し柿を食べよう♪

渋い柿をおいしく食べる、またたくさん収穫したものを長期保存できるようにした干し柿。昔の人の知恵というのは本当にすごいですね。

私の実家にも柿の木があり、秋には100個以上の柿をむいて干します。でも私は実は不器用なのでむくのが苦手。かわりに妹が大活躍します。みなさんのご家庭ではいかがでしょうか?

 

【干すと甘くなるのは?】

柿に含まれる渋味成分は、シブオールなどの水溶性タンニンの1種で、ポリフェノールの仲間です。

干し柿は、渋柿を干すことでタンニンが水溶性から不溶性になり、渋く感じなくなるというわけ。しかしタンニンが消えたわけではありません。渋柿と干し柿のタンニンの量はほとんど同じです。また干し柿を蒸したしりして加熱すると、タンニンが水溶性となって溶け出し、渋く感じたりすることがあるそうです。また干すことで水分が抜けて糖度が高くなり、干し柿の甘味は、甘柿の約4倍にもなるのです。

干し柿の表面にふいた白い粉は、糖が表面にしみ出たもので、たくさんふいているものほど甘いという目安になります。

 

【干し柿の栄養って?】

柿といえば、二日酔いに良いといわれています。これは渋み成分のタンニンにアルコールの分解作用があるため。干し柿にもタンニンはしっかり残っています。飲む前に柿や干し柿を食べれば、アルコールの分解が進むとともにでてくるアセトアルデヒドに次々に反応していくことになり、悪酔いを防ぐ効果が期待できます。

飲んだ後、あるいは二日酔いになった後で柿を食べると、血中にたまったアセトアルデヒドに反応し排出を促し、症状の早期改善に結びつきます。

飲む前に食べるか、飲んだ後に食べるか?はたまた飲みながら食べるか?

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