2014.10.08 [ 地域振興局 ]
ひのきの畳床が「林野庁長官賞」を受賞!
「い~な 上伊那」でたびたびご紹介してきました社会福祉法人アンサンブル会の「ひのきの畳床」が、GTF グレーター トウキョウ フェスティバル実行委員会主催の Green Challenge AWARDS 2014「間伐・間伐材利用コンクール」で、みごと林野庁長官賞に輝きました。
「間伐・間伐材利用コンクール」は、間伐や間伐材利用に関する取組やアイディア製品を全国から募集して広く紹介することで、間伐の推進や間伐材の利用拡大を目的にしています。
9月29日(月)に林野庁で審査委員会が開催され、「製品づくり・利用部門」と「間伐実践・環境教育部門」の2部門で受賞者が決定しました。
「製品づくり・利用部門」は、間伐材を利用した建築や土木工事、玩具・家具・生活用品等の製品づくりや、間伐材マーク製品の調達の取組等を対象に、全国から55件の応募があり、そのうち次の5団体が受賞されました。
- 林野庁長官賞 社会福祉法人アンサンブル会(長野県松川町)
- 間伐推進中央協議会会長賞 港製器工業株式会社(大阪府高槻市)
- GTF賞 天童「不思議の森」(山形県天童市)
- 審査委員長奨励賞 株式会社NTTファシリティーズ関西事業本部、サンフォレスト株式会社(富山県魚津市)
- 審査員特別賞 中越パルプ株式会社(東京都中央区)
ワラ畳や化学畳に続く第3の畳床として、ひのきの間伐材を積極的に利用して製品開発を行い、熱や接着剤を一切使わず、知的障害者の皆さんが手作業で縫い上げる、人にも環境にも優しいひのきの畳床の先進性や社会貢献度、地域材の有効活用、技術合理性等が高く評価されたようです。
ちなみに、間伐の実施や、間伐の環境教育を行う学校やNPO等、その受け入れを行う団体等を対象にした「間伐実践・環境教育部門」では、富士見町の「多摩市立八ヶ岳自然の家」が林野庁長官賞を、飯田市の「飯伊森林組合」が審査員特別賞を受賞されました。
10月10日(金)13:30~14:00、東京都千代田区にあるTKPガーデンシティ竹橋ホール11Aで行われる「2020年につなぐ、都市での木づかいシンポジウム」の舞台上で表彰されます。
社会福祉法人アンサンブル会の名誉ある受賞を契機に「ひのきの畳床」の知名度が全国的に上がり、ひいては伊那谷の間伐や間伐材の利用がますます進み、より豊かで美しい森林づくりにつながっていくことを期待しています。
あらためまして、社会福祉法人アンサンブル会の皆様、受賞、おめでとうございました!
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