このグループでは、インタビューを行った後、実際に農園の仕事を体験しました。

参加した生徒さん一人ひとりが、事業主の小宮山さんの指導を受けながら、一人あたりハウス１棟ずつ、苗への水まきを体験しました。

最初は、苗に水をかければいいと思っていた（様子だった）生徒さんも、「土の様子をよく観察して、土の中や１か月後の苗の様子を想像しながら工夫して水をやるんだよ」という小宮山さんのアドバイスを受けて、農産物を育てる仕事の奥深さに感心した様子でした。

【小宮山さんのレクチャーを受けながら水まき】

小宮山さんは丸子地域で農業や農産物に関わる仕事をしている20代から50代までの仲間で結成した「HEARTBEATまるこ」というグループの代表を務め、丸子地域が抱える農業に関する課題を解決するために活動されています。農産物へのこだわりや農業が持つ将来性を語る小宮山さんの姿は、とてもまぶしく見えました。

＜おわりに＞

２日目のオンラインインタビュー先の方の中には、現在の仕事を選んだ理由で「中学校時代の職場体験で自分に向いていると感じたから」と語られる方がいました。

当時中学生だったその方のように、今回参加された生徒さんにも、今回の取組みから将来へのヒントを学び取ってもらえていたら嬉しいです。

上田地域振興局では今後も上田地域の若者が将来の選択肢を増やす機会を設け、地域で活躍する人材を育成していきたいと思います。

※地域振興推進費
地域振興局長がリーダーシップを発揮し、他の現地機関と連携調整を図りながら、地域課題の解決や地域の活性化等に向けた取組を実施するため、自ら考え執行する予算です。