2025.08.28 [ 林務課 ]
集まれみどりの少年団!!
~ 上小地区みどりの少年団交流集会を開催しました ~
みなさん、こんにちは!林務課のBSです。
8月の末になっても、まだまだ暑い日が続いていますが、みなさんお元気にお過ごしですか?
この暑さに負けないようにと、このほど「上小地区みどりの少年団交流集会」を上田市菅平高原で開催しましたので、その様子をご紹介したいと思います。
みどりの少年団交流集会は、各団相互の交流を図るとともに、森林や緑への関心と理解を深め、今後の少年団の活動に役立てることを目的として開催しています。
上小地区4市町村では、小学校を中心に12のみどりの少年団が結成(本年度は上田市立南小学校&やまもりKIDSの2団が新規結成)され、当日はこのうちの9団約110人の児童が交流集会に参加し、森林に関する体験学習などを通じて交流を深めました。
(※長野県では「みどりの少年団」の「みどり」をひらがなで表記しています)
当日の菅平は雨模様で、残念ながら緑あふれる屋外での活動はできず、菅平アリーナを会場に活動が行われました。
最初に、主催者を代表して上田地域振興局の竹内林務課長から歓迎のあいさつがあり、これに続いて、毎年交流集会の講師をお願いしている特定非営利活動法人やまぼうし自然学校のみなさんの指導による「アイスブレイク(じゃんけんゲームや感電ゲーム(みんなが輪になって手をつなぎ、隣の人に右手を握られたら左手で隣の人の手を握って速さを競うゲーム)など)」を行い、心と体をほぐしました。
次に、参加者を他の団の児童とミックスした12班に分け、更にこれを6班ごとの大きな2グループを作って、午前と午後の活動を入れ替えて、①フィールドゲーム ②森林学習、ドローン実演とヒノキの精油と細く割った竹を使ったアロマスティック(ディフューザー)づくりを交互に行いました。
フィールドゲームでは、タッチザナンバー(数字のパネルを1から順番に素早くタッチしていくゲーム)、積み木積み(細かく割った木を積み上げ高さを競うもの)、竹とんぼ飛ばしなど7つの ゲームを行い、ほかの少年団の児童どうしで交流を深めました。
森林学習では、昔と今の森林の違いや、森林の働きなどの話を聞き、ドローンの実演では、近年林業の現場で活躍しているデモ機を実際に飛ばし、機体の動きや上から撮影した映像などを見てもらいました。初めてドローンを見る児童がほとんどで、目を丸くして熱心に話を聞いていました。
精油の学習では、ヒノキから抽出したアロマオイルと希釈用のアルコールをボトルに入れ、更に紙やすりを使ってきれいに仕上げた竹ぐしを差してディフューザー作りを体験しました。
8種類の木から抽出したサンプルと実物の木の香りを嗅いで、どの香りがどの木のものかを当てるゲームにも挑戦しました。
中には鼻の中でいろんな香りが混ざってしまい、首をかしげる児童もいましたが、木にもいろんな香りがあることを知ることができました。(中でも特徴的な香りとして、ヒノキは爽やかで高貴な香り、ミズメザクラはシップの香りがしました)
このように、限られた時間でしたが、森林・林業に関する学習活動とレクリエーション活動で他団のみんなとの交流を深め、あっという間に一日が過ぎてしまいました。
香りのディフューザーも素敵なお土産になり、参加した児童は満足そうな笑顔で会場を後にしていました。
この日のようなみどりの少年団のいろんな活動を通じて、森林や林業が私たちの暮らしにもたらしてくれる様々な恩恵や、暮らしの中の緑とのかかわり方などについて一つずつ、少しずつ理解を深めていただければと思います。
最後になりますが、やまぼうし自然学校の講師の方々、各団の引率の先生、市町村職員の方々の少年団活動に対する日頃からの絶大なご支援に感謝申し上げます。
みどりの少年団活動や森林・林業教育、林業後継者育成などについては、上田地域振興局林務課普及林産係の林業普及指導員(電話:0268-25-7138直通)へお問い合わせください。
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