2015.12.09 [ 林務課 ]
木を燃料資源につかう その1 木質バイオマス勉強会
林務課のかもしかです。
12月3日の午前、木質バイオマスに関する勉強会を市町村の皆様を中心に開催しました。
……感慨深いです。前任地の佐久のブログで、こうやって木質バイオマス活用の取組を何度も紹介してましたっけ。
今回、初級編として
・なぜ木をつかうのか。そのメリット・デメリット
・木質バイオマス燃料導入のための条件や注意点
・そもそも、エネルギー資源として木質燃料は十分にあるの?
といったことについて、スライドを使ってお話しました。
今回の発表は、佐久で様々なところにお邪魔しボイラーを拝見した経験などを盛り込みました。
思い出されるのは、ボイラー自体だけでなく、お困りの管理者・経営者の皆様です。
現在、価格は下落傾向ですが、当時灯油や重油の燃料の価格が高騰していました。
文字通り1円でも安く、と情報を集めている方々のご苦労。その労力と気苦労は相当なものです。
「価格が安定した木を使うことで、不安をなくして欲しい」「化石燃料と木質燃料の価格差で経営が改善し、
ひいては地域の発展につながって欲しい」
私は切にそう思います。
導入の際の注意点や条件についても、導入に至らなかった事例の原因を参考にしてお話しました。
資源については、
「木質バイオマスを活用し続けるならば、高性能な林業機械を使って低コストに施業するために、計画的に更新(森林の代替え)
をして針葉樹を育てるべき」
ということをお話しました。
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