「上小（じょうしょう）地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか？「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の２市１町１村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

2015.03.18　［環境課］

春を告げる福寿草

♪雪がとけて‥‥ポイ捨てごみが顔を出します。ので、春になると環境課の仕事が忙しくなります。色の白いは七難隠すとも言われますが、‥‥。
春は、光の春→音の春→気温の春の順番にやってきます。待ちきれないＲ生は、花の春・色の春を見つけに、上田市武石の福寿草群生地に行ってきました。
市街地はすっかり消えていますが、早春の北緩斜面の里山の日差しはまだ弱く、雪がけっこう残っており、薄手のジャンパーでは寒く感じます。残雪の足跡を頼りに遊歩道を登っていくと、いました、福寿草の黄色い花が薄い雪の層を突き破って出ていました。濃いめの黄色の花びらは、可憐というよりも、これまで雪の下でじっと耐え、私が春を告げるんだという力強さを感じさせます。

家庭用の鉢植えや日なたでは、もっと花が開き、緑の葉もあるのでしょうが、今現在では短い茎の上に花だけ咲くのが精一杯のようです。あと半月もすれば日差しが届き、一斉に花たちが咲き出し、背丈も伸びることでしょう。雪の下のつぼみを踏まないように、気をつけて写真を撮ってきましたので、ご覧ください。
春の始まりにあたって、同じカメラに不法投棄ごみを収めなくてもいいように、農作業が始まって燃料漏れの現場写真を撮らなくてもいいように、よろしくお願いします。