2019.07.10 [ 環境課 ]
長和町の小学生が外来植物の除去について学ぶ「美ヶ原自然再生活動」
こんにちは。環境課のAです。
先日、美ヶ原高原塩くれ場園地周辺で行われた「美ヶ原自然再生活動」に参加しました。これは、小学生の自然体験学習の一環として行われる外来植物の除去作業です。今年度は7月2日(火曜日)に長和町立長門小学校5年生、7月4日(木曜日)に長和町立和田小学校5年生が参加しました。上田地域振興局環境課は、美ヶ原自然環境保全協議会の構成員として、スタッフの立場でこの自然体験学習に携わりました。
まず、長野県自然保護課の担当者が「美ヶ原の生態系にせまる危機」をテーマに外来植物についての講義をしました。当日は天候が不安定で、合羽着用での学習でしたが集中して聞いていました。
在来種のタンポポと外来植物であるセイヨウタンポポの違いについてを学びました。また、外国産のカブトムシは外来生物なので外に離すことなく最後まで飼い続けるように、という話もありました。
講義の後、外来植物の除去(抜き取り)作業をしました。除去の対象種は、セイヨウタンポポやシロツメクサなどです。
小雨の降りしきる中、30分間の外来植物の除去に専念していました。
特に大変なポイントは、根本まで抜き取ることです。手で駆除しようとすると茎で折れてしまうので鎌を使いました。鎌を使うのが初めての小学生もいましたが、みんな安全に使っていました。
最後には、駆除した植物がこんなに集まりました。終わりの会で小学生から「これから家に帰ってもセイヨウタンポポを抜きたいです」などの感想の共有がありました。さらに、小学生からスタッフへのお礼としてコカリナの演奏もあり、心温まる「美ヶ原自然再生活動」でした。
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