じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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上小ふしぎ発見!?(その5) 松林の中のカッパドキア?

 ミステリーハンター見習いのKです。

 カッパドキアといえば、トルコにある奇岩・巨石で有名な景勝地で世界遺産に指定されているところですが、そんなカッパドキアが管内にあるというので出かけてきました。

 出かけたところは、上田市富士山の東塩田林間工業団地の北、小牧山の南西山麓にある鴻の巣(こうのす)です。


   
 東西約190m、最も高いところで約60mある上田市内で最大の崖で、「屏風岩」とも言われているそうです。
 ご覧のように、茶色の縞模様と周りの松林が美しい景観をつくっており、平成10年に名勝として市の文化財に指定されています。

 ここは、昔、コウノトリが営巣していた場所だったことから「鴻の巣」といわれるようですが、確かなことは分からないとのことです。
 なお、表記ですが、現地にある文化財であることを紹介する看板等では「鴻の巣」となっていますが、「鴻ノ巣」あるいは「鴻之巣」と表記するホームページもあります。この違いについては謎です。

 崖の手前は広場になっており、私が行った時には、年配のグループの方が写真を撮っていました。

 この崖の成り立ちですが、ここが海底だった新生代 第三期 中新世、今から1300万年前から950万年前にかけて堆積した礫岩と砂岩からなる地層が隆起したもので、その後地層が浸食され独特の景観を呈しています。
 縞模様は、隆起後、地層の境目に鉄分が浸み込んだもので、砂岩層には木の葉の化石も見られるとのことです。

 こうした景観のため、映画やテレビドラマなどのロケ地にもなっているようで、古くは今村昌平監督の楢山節考(1983年)、最近では、松本潤さん、長澤まさみさんが出演した樋口真嗣監督の隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年)、テレビドラマでは嵐の大野智さん主演の怪物くんSP(2011年)などがあります。こうしたロケ地ということで訪れる方も結構いるようです。

 ここには、展望所まで1.2kmの遊歩道もあるというので、歩いてみました。よく見れば、この看板の表記も「鴻ノ巣」!!
 この日は日差しも強く、足もとの砂からの照り返しは、海水浴場と間違うばかりの眩しさでした。
 また、浸食され流された礫は、5~6cmの丸い石で、海岸でよく見かける石です。この礫の形状から、非常に浅い海岸付近の海、あるいは三角州、河口付近で堆積したものと考えられるそうです。

 山に入ると遊歩道の両脇にはビニールテープが張られています。きっと松茸が出るので止め山になっているのでしょう。松茸の時期には早かったのですが、疑われてはいけないと思い、足早になってしまいます。(小心者です。)

 展望所は、雑木が高くなって若干見通しが悪くなっていましたが、塩田平方面を望むことができます。

 
 広場に戻ると、木陰にシートを広げ読書をしている方がいました。そよ風の中の読書、気持ちよさそうでした。
 また、少し離れた所には、松茸小屋もあります。松茸を食べながら鴻の巣の景観を眺めるのもいいと思います。
 先日、林務課のパタリロ・マミネールⅣ世さんがこのブログで紹介されていましたが、松茸のシーズン真っ盛りです。松茸料理を堪能しに上田にお越しの際は、鴻の巣まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

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