2012.12.24 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
上田のロケ地を訪ねて~須川湖~
地域政策課のOです。
上田のロケ地をご紹介するシリーズ、今回は「須川湖」です。
須川湖は上田市の市街地から程近い小牧山の山中にあります。
細い山道を上がっていくと、こんな市街地に近いところに高原の湖があるのかと思うような、静かで美しい佇まいをしています。
標高約700m、周囲約3kmの湖ですが、かつては小さな沼であったものを、1600年代に農業用水確保のため、ため池として改修され湖となったとのことです。
冬になると湖面が結氷するため、かつてはスケートリンクとして大会も開催されるほど利用されていました。
この湖、画家の竹久夢二と伊藤晴雨に愛された女性おようを描いた2002年製作の映画「およう」でロケ地として利用されました。
私が行った時には子どもたちが釣りに夢中になっていましたが、周辺には別荘地が広がり、夏の間は避暑地として、また憩いの場所として多く人々に利用されているようです。
この湖には「須川湖の沈み鐘」という伝説も残されています。
国分寺にあった鐘の音色に魅せられた男がその鐘を盗み出したが、追っ手に気づくと鐘を須川湖に投げ捨てて逃げうせた。この鐘が元あった国分寺恋しさのあまり夜ごと鳴り出す・・・というものです。
こうした逸話も湖の佇まいが生み出したものなのでしょうね。
所在地:長野県上田市諏訪形
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115