2016.03.31 [ アーカイブ ]
信州中野ひな市開催中
毎年3月31日、4月1日に行われている中野ひな市が今年も開催されています。
中野の定期市は、江戸初期(寛永10年:1633)に始まった九斎市(くさいいち)が起源です。月に9回市が開催されていました。
中野土人形(中野土びな)は、この定期市で初代:奈良栄吉氏が京都伏見人形を持ち込み、自ら作った土人形を販売するようになったことが始まりといわれています。主に縁起物や風俗物が作られています。
更に、西原氏は明治時代に三河の瓦職人の指導により始められ、主に歌舞伎物を題材にした人形を制作しています。
このように、二つの系統の土人形が、同一地域で作られ続けている例は非常に珍しく、中野ひな市ではこの中野土人形(店頭販売されていない)が抽選販売されるため、全国から土人形ファンが集まります。
加えて、日本全国に古くから伝わる土人形を一同に集めた、日本唯一の「全国土人形即売市」の同時開催、土人形を模した大灯籠びなの練り歩きなど、中野の街は遅い春の活気であふれます。
今年は3月26日から展示が行われており、3月31日11時からの購入権抽選会で当選した方が順に希望の商品を購入していました。
4月1日には全国土人形即売会も開催されます。
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