2025.04.11 [ アーカイブ ]
凍霜害防止キャラバン、凍霜害対策講習会が開催されました!
こんにちは。北信農業農村支援センターのIです。
北信地域はぶどう、りんご、ももなどの果樹や、アスパラガス、シャクヤクの生産が盛んですが、これら農産物の栽培において、春先に特に注意が必要なのが凍霜害です。
これは、春の気温の上昇とともに動き出した新芽などが、霜が降りるほどの急な低温に晒されることで障害を受けるものです。北信地域は県内でも遅霜による被害を受けやすい地域であり、令和5年度にはアスパラガス、りんごなどで2億8,200万円余りの被害がありました。
そこで、凍霜害を軽減するための対策技術を農業者の方に実践していただくよう、4月9日から凍霜害防止キャラバンの啓発活動に取り組んでおります。
当日の午前は広報車による巡回活動の出発式を、午後は防霜資材の一つであるオイルヒーター等の実演会を行いました。
キャラバン出発式
オイルヒーター実演会
オイルヒーターの実演会では、JA中野市の営農技術員の方に講師となって説明いただきました。
霜対策として用いられるオイルヒーターは10aあたり10個程の設置でほ場温度を2℃程度上昇させる効果があるとのこと。
また夜通しで燃焼が続くため、夜中に灯油を注ぎ足す手間が無いそうです。さらに従来の防霜ファンよりも安価で機材の移動も容易なため、この時期の霜対策にはお勧めの資材とのことでした。
実り多い収穫を迎えられますよう、果樹農家など凍霜害を心配される農業者の皆様には、オイルヒーターなどの対策技術を実践していただきたいと思います。。
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北信地域振興局 総務管理課
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