北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信州からごきげんよう

北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

治山探訪記 ~職場体験学習・防災学習編~

皆様、ごきげんよう!林務課です。
今回の「ちさん探訪記」では、いつもと少し違うことを紹介します。

「まいど、ちさんマンやでぇ。今回は何を紹介してくれるん?」

ちさんマン

「今回は『職場体験学習・防災学習』のために木島平村立木島平中学校へ行ってきたことについてお話しするよ」

「なんかいつものちさん探訪記とは違って面白そうやな。それで、『職場体験学習・防災学習』ってなんなんや?

「『職場体験学習・防災学習』は、地域を支える建設業の仕事を通して、中学生に地域の暮らしや命を守る人たちのことを学んでもらうために、(一般社団法人)長野県建設業協会と長野県が連携して子供たちに授業を行うことだよ。」

「なるほどな。地域を支える建設業界の将来の担い手を増やしていくために建設産業団体と県が連携して、子供たちに『興味』『憧れ』を抱いてもらう取組なんやな。」

「では、実際に林務課ではどんなことをしたのか紹介していこう!」

 

(林務課のブース)

「僕たちは体験講習の1ブース『地域を守る森林の仕組み』についてパネルで説明したよ。上の写真が実際の写真だよ。」

おー、なんか立派な模型が置いてあるな~。ってかおいおい、模型の下のパネルにワイがおるやないか!これは大盛況だったに違いないやろー。

「・・・そんなことより、この立派な模型について紹介するね。」

(使用した模型)

「この模型は、森林の土砂災害を防ぐ仕組みについて説明するための模型だよ。それを手入れされている森林と手入れされていない森林で比べてわかりやすく説明できるんだ。じゃあ、ちさんマンは右と左どっちが手入れされている森林でどっちが手入れされていない森林かわかるかな?」

そんなん、簡単やわ。右が手入れされている森林で左が手入れされていない森林やろ。

「さすがちさんマン!じゃあ、どうやって見極めればいいかわからない人もいると思うから、説明してくれるかな?」

任しとき!いくつかあるけど、一番大切なのは右の方はしっかり間伐されていることやな。右は間伐されていることで、木々の幹は太くなり、日光が地表にあたることで下層植生が成長しているんやけど、左は木々が密集しているせいで、幹も細く、地表に日光も当たらん。左の森林のまま放っておくと、大雨が降ったら土砂崩れが起きて、下流の家が流されてしまうなぁ。

「ありがとう、ちさんマン!僕たちは模型とパネルを用いて、災害に強い森林づくりには何が必要なのか生徒たちに教えてきたんだ。生徒たちも真剣に僕たちの話を聞いてくれてうれしかったよ!」

(実際に説明している写真)

「それは、よかったなぁ。これで、木島平中学校の生徒も、あんたたちの仕事について少しは興味持ってくれたやろうな!

「うん。そうであってほしいし、そうだと願っているよ。」

「ところで・・・さっき無視されたんやけど、ワイの人気はどうだったん?」

「残念だけど、誰一人としてちさんマンについて触れていなかったよ・・・。」

「・・・」

「ほな、今回はここまでやでぇ」

―おしまい―

このブログのトップへ

このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら

北信地域振興局 総務管理課
TEL:0269-23-0200
FAX:0269-23-0256