北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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ジョジョの治山紀行 ~こだわりの治山事業計画書作成の巻~

(かきかき・・・)
(ぬりぬり・・・)
(ごしごし・・・)
(けしけし・・・)

「ちょっとちょっと! 仕事中に“ぬり絵”して遊んでたらダメでしょう!」

どうも林務課のジョジョです。
ちさんマン、違いますよ! ちゃんとした仕事ですよ!

「ぬり絵が!?」

そうです。いま、来年度の治山事業の計画書に使う図面に、色鉛筆で着色しているところです。
この計画書は、事業の必要性や内容を説明するための重要な書類で、国(林野庁)に内容を審査されて、認められたものだけが予算を貰えて事業を実施できるんです。
いま行っているのは、「工種配置図」という図面上に、工事の施工範囲が分かりやすいように、色鉛筆で色塗りをしているんです。ちなみに、工事実施済みは緑色、来年の計画は赤色、将来計画は黄色と決まっています。

「手で塗るの? 図面はパソコンのCADソフトで作成するんだから、CAD上で塗った方が楽じゃん!?」

そうなんですけど、手で塗った方が、手作りならではの温かみや味が出て、審査する側の印象が良くなるんです(たぶん・・・)。

「こだわるね~。分からんでもないけど。。。」

塗り方にもコツがあって、芯が軟らかい色鉛筆で、軽い力で塗りつぶし、色ムラを無くすためティッシュや指で擦るんです。そして、擦るとどうしても塗りたい範囲の外にも色が付いてしまうので、最後に消しゴムのカドで、はみ出した箇所を丁寧に消したら完成です。
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ちなみに、周縁部だけ濃いめに、それ以外は薄めに塗るとか、わざとムラをつくるとか、こだわりを持っている職員もいます。

「アート作品かよ!」

この計画書は、正・副・控えの3部作成するので、今回は3枚の同じ工種配置図を3人で分けてそれぞれ着色しました。そして、誰の着色が一番上手いか品評会を行ってみました。

「結果はどうだったの?」

技能性、芸術性、独創性、将来性の観点から審査した結果・・・、甲乙つけ難いという結果になりました!

「なんじゃそりゃ~!芸術性とかいらないし! てゆ~か、色塗りを競うことよりも、必要な書類は揃っているのか、技術的に合理的な計画内容なのか、事業採択要件は満たしているのか、ってことの方が大事でしょ!」

・・・・・・(無言)。

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