北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

北信州からごきげんよう

北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

「きのこ中毒防止予防月間」が始まります!!

こんにちは、北信保健所のIです。厳しい残暑も終わり、朝晩ようやく涼しくなりました。暑い夏の次にやってくるのは実りの秋ですが、秋と言えば野生の「きのこ」です。
農政サイドの「北信州きのこ夏フェア2018」猛暑だけにヒートアップしていましたね。地元の栽培キノコの利用拡大がどんどん進むと思われます。
さて、例年長野県では9月から10月にかけて、誤って野生の有毒きのこを食べたことによる食中毒が発生しており、平成27年度北信保健所管内で「ツキヨタケ」による食中毒が発生していますし、管内の数カ所で昨年も毒きのこの「ドクササコ」が確認されております。
全国的には今年9月に入り、茨城県でドクカラカサタケ(吐き気,嘔吐等で入院)、山梨県でツキヨタケ(嘔吐、下痢、胸やけで入院)、三重県でニセクロハツ(悪心、下痢、嘔吐、首から肩にかけての痛み、呼吸困難等で重体)による食中毒が起きています。
このような状況の中9月20日~10月19日は「きのこ中毒予防月間」となります。

次の3つのポイントに注意して、有毒きのこによる食中毒を防ぎましょう。
1_知らないきのこは採らない、食べない、売らない、人にあげない!
2_きのこの特徴を完全に覚える。
安全でおいしいきのこだけを覚えましょう。その際、よく似た毒きのこの特徴と比較しながら、確実に鑑別(区別)できるようにしましょう。
3_誤った言い伝えや迷信を信じない!
「柄が縦に裂けるきのこは食べられる」、「ナスと一緒に煮ると毒消しになる」といった言い伝えは、誤りです。種類ごとの特徴を覚え、確実な鑑別をした上で野生きのこを楽しみましょう。

また、下記の日時に、きのこ衛生指導員によるきのこ鑑別相談窓口を開設しております。
ご不明な野生きのこがありましたら、ご相談ください。

相談日
9月20日(木)
9月25日(火)
10月2日(火)
10月4日(木)
10月9日(火)
10月18日(木)

時間
13:30~15:00

時間
長野県飯山庁舎 北信保健福祉事務所1階
101号会議室

ところで、長野県では食品衛生思想の普及徹底を図り、特にきのこ中毒予防に寄与するため長野県きのこ衛生指導員を委嘱しています。指導員はきのこの知識に精通しており、住民の指導にあたることができる方です。
このたび、水野優さんが長野県きのこ衛生指導員として、地域住民に対しきのこ鑑別の知識を普及啓発し、毒きのこによる食中毒の発生防止に尽力した功績で県知事表彰を受けられました。水野さんは12年以上にわたり、指導員を務めてくださいました。ありがとうございました。そしておめでとうございます。
現在体調がくずされたため退任されていますが、今でも中野市の鳥元坊で客の相手をしながらきのこ談義をされているとのこと。絶品のきのこ鍋と美味しいやきとりをいただきながら野生のきのこの見分け方を学ぶというのはいかがでしょう。
鳥元坊:中野市中央1-9-29 電話番号 0269-26-2020   

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