2018.06.19 [ 北信保健福祉事務所からのお知らせ ]
6月は「動物の正しい飼い方普及月間」です
現在、保健福祉事務所(保健所)で収容しているネコちゃんたちです。
どちらの子もとても可愛いですね。
保健所でネコを引き取るケースはいろいろありますが、やむを得ず、生後間もない子ネコ(生後4~6週間未満)を引き取る場合があります。収容した際、体調をくずして衰弱していたり、目やにが溜まり失明の危機にあるもの等が多いです。
生後4~6週間未満の子ネコは、
- 体温保持や食餌(授乳)の介助が3~5時間毎に必要であること。(ミルクも人間が与える場合は適温にする必要があります。)
- 排泄の介助が毎回必要であること。(親ネコは子ネコのお尻を舐めて排泄を促しています。)
- 離乳や排泄の仕方を覚える大切な時期であること。(社会性も育まれます。)
など四六時中寄り添える親ネコでなければ、人間ではとてもできないようなケアが必要です。そのため親ネコのケアが最善なのです。
もし子ネコが外にいてもしばらく様子をみてください。近くに親ネコが居たり、引っ越ししようとして親が一匹ずつ子ネコを移動している場合もあります。
また、野良ネコの家族を見つけ、居つかれるのを嫌だと思っても生後2、3カ月くらいは親ネコと子ネコをそっとしておいていただければ、やがてネコたちはどこかへ行ってしまうケースが多いです。かわいそうだからとエサをあげないでください。その後は居つかれないよう車庫であればシャッターを閉めるとか、出産されないような措置を取ってください。
野良ネコは屋外で生活していますので、長生きはできません。しかも長野県の冬は過酷です。ネコは室内で飼うのが基本です。繰り返しになりますが屋外で生活している野良ネコにはエサをあげないでください。短期的に見ればかわいそうと思うかもしれませんが、長期的に見れば不幸なネコが減っていくので望ましいことです。
もし、どうしてもかわいそうとエサをあげるならば、捕獲し自ら責任を持って不妊手術をして、自分の家のネコとして自宅で飼育しましょう。自分は飼えないけどエサだけはあげたいというのは正しい姿とは言えません。不幸なネコを増やさないでください。あなたの力で幸せなネコを増やしてください。お願いします。
最後に、写真のネコは保健所で収容しております。「里親になってみよう」「最後までいっしょに暮らしてみよう」と思った方は保健所へご連絡ください。
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