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普及員の一息⑩「スマート農業実演会」を開催しました

北信農業農村支援センターのコーヒー豆の父です。

支援センター、長野県農業共済組合北信支所が主催して、6月10日スマート農業機械の実演会を開催しました。北信管内の農業者約50名の他、市町村、JA、メーカー等総勢120名ほどの参加がありました。

今回実演を行ったのは、2社のロボット田植え機とドローンです。また、これらの作業機の自動走行を実現するためRTK(リアルタイムキネマティックの略)基準局を設置しました。通常のGPSからの位置情報のみで稼働する場合は、誤差が数メートルになってしまいますが、RTK基準局で位置情報の補正を行うことで誤差が2~3センチメートルと、高精度の作業が可能になります。
ロボット田植え機は、田んぼの外周を回ることで縦横の長さ、面積などを測定し、どういう工程で田植えをするのか、機械が判断し最終工程以外の9割ほどを人が田植え機に乗らずに植えることができます。
ドローンは、オペレーターがスタートボタンを押すだけで、ほ場内の防除作業を行い、着陸するまでが自動でできます。

田植え後の状態を見た感想では、「植付姿勢も問題なく、真っ直ぐに植わっている」、ドローンで水稲の防除作業を行っている農家は、「RTK基準局が設置されれば、作業の効率化と一層の省力化ができる。」と期待を寄せていました。
スマート農業機械は高価ですが、農業の労働力不足解消につながる技術として、導入が期待されます。

 

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