北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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カヤの平高原で「ブナの森づくり」を行いました!

こんにちは!林務課です。

7月5日(土)に木島平村カヤの平高原で「ブナの森づくり」に参加しました。
この活動は、木島平村が県外の企業等と連携し、2013年から行っているものです。

ブナの森づくりを行う場所は、牧場跡地です。
かつて村が国有地を借り受け、元々あったブナ林を開墾して牧場を造成し、利用していましたが、
近年利用されなくなった牧場を再びブナ林に戻すことが活動の目標です。

天然のブナ林であれば、周辺の森からブナ等の種が飛来し、手を加えなくても勝手に森林へ戻ります。
しかしこの場所は、牧草の根が表土を覆うため、種が飛んできて発芽しても根付くことが難しいことが分かりました。
そこで牧場跡地周辺のブナの稚樹・幼木を牧場跡地に移植して森林を復元することとしたものです。

 
         牧場跡地                  周辺のブナ林

作業手順ですが、まずは牧場跡地周辺でブナの稚樹・幼木を探します。
見つかったらスコップでまわりの土ごと掘り取り。
森林に戻すことが目的なので、ブナ以外の木でも問題ありません。
 
        掘り取りの様子                 ブナの稚樹

苗木をある程度集めたら、植える場所へ移動します。
植える場所は、牧草の根を含む表土をはぎ取ります。
 
         植樹場所                   表土をはぎ取る

ブナの稚樹・幼木を移植したら作業完了
 
       土の塊ごと植える                植えたブナ

こちらは昨年植えたブナですが、雑草に負けずに元気に育っていました。

                   昨年植えたブナの様子

ブナの寿命は約300年と言われています。
長い年月がかかりますが、300年後には立派なブナ林になっているといいですね!
                       最後に記念撮影

 

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