こんにちは!林務課です。
林務課では4月15日(火)に野沢温泉中学校で防災学習を行いました。
「地域を守る森林の仕組み」を野沢温泉中学校2年生の皆さんに学んでいただきました。
初めにパネルを使って森林を手入れすることの重要性、その手入れのことを「間伐」と呼ぶことを説明しました。なかなか難しい内容でしたが、熱心に聞いてくれる姿が印象的でした!
そのあと、模型を使った説明をしました。模型は手入れがされている森林とされていない森林で2つに分かれています。説明をする前に、どっちが手入れされている森林なのかをいろんな角度から模型を観察してから、生徒の皆さんに問いました。ほとんどの生徒さんが、パネルでの説明を理解し、正解していました!
手入れされている森林は手入れされていない森林と違って、間伐されていることで木が成長するスペースが空き、根が水平方向や鉛直方向に延び、地表のネットワークが発達しています。また、多種多様な樹種が自生しているので、生態系も発達しています。
この2つの森林の上流で土砂災害が起きた時にどのような違いがあるのかを、土砂に見立てたビー玉を上から流し、比べてみました。
手入されていない森林では下流にある家に土砂が到達し、流されてしまっているのがわかりますが、手入れされている森林では家への被害がほとんどないことがわかります。森林を手入れすることで、森林の土砂災害を防ぎ、地域を守る森林になることを説明しました。生徒さんにとって、模型があることで少しはイメージがしやすくなったと思います。
生徒の皆さんにとってあまり興味のない内容だったかもしれませんが、最後まで集中して聞いてくれました!
今年はあと3回ほど管内の中学校で、防災学習をする予定となっています。
森林について少しでも知ってもらえるように、今後もこのような貴重な機会を大切にしていきたいです。
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