北信州からごきげんよう 北信地域の現地機関からのお知らせとともに、千年風土の豊穣の地「信越自然郷」の魅力をお届けします。

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「信州スマートムーブ通勤ウィーク」でカヌー通勤に挑戦!

環境課Sです。

9月20日(金)は、「令和6年度信州スマートムーブ通勤ウィーク」の初日でした。その日に合わせて、普段はマイカー通勤なのですが、ノーマイカーということで、カヌーで通勤することに挑戦しました。自宅から唯一カヌーで通うことのできる「北信合同庁舎」までの道のりは、自然豊かな環境ならではの特別な体験です。

当日朝は、3時に起床し、4時に自宅を出発。フォールディングカヌーの組み立ては少々手間がかかりますが、それも楽しみの一部です。5時の夜明けとともに裾花川を出航する瞬間は、何とも言えない高揚感があります。前日の雨のおかげで水量も十分で、漕ぎ出すには絶好のコンディションです。

昨年度もカヌー通勤を計画していたのですが、少雨続きで河川の水量が極端に少なく、タイミングを逃してしまいました。だからこそ、今年はこの機会を逃さずに臨みました。裾花川から犀川、千曲川へと合流するにつれて、水量は増え、流れも安定。カヌーの漕ぎ心地がどんどん良くなっていきます。

途中、100羽を超えるカワウが空を舞い、2匹のキツネや、2羽のハヤブサ、さらにはツミらしき鳥たちが出迎えてくれました。自然の美しさを満喫しながら進むこの道は、日常の喧騒を忘れさせてくれる特別な時間です。


千曲川は、カヌーイストの故・野田知佑さんが書いた「日本の川を旅する」でも「日本でいちばん長い川・信濃川(千曲川)」として紹介された川でもあります。

信州いいやま観光局では、20年近くにわたり野田さんと一緒に千曲川を下るカヌーツアーを開催していました。
また、千曲川河川事務所では、北信地域の5市町と協力して「かわまちづくり」の事業が進められています。飯山市には常盤カヌーポートが完成しており、中野市では笠倉壁田橋の下に親水護岸が整備中で、カヌーがどんどん利用しやすい環境が整ってきています。
【千曲川河川事務所の「千曲川北信5市町かわまちづくり」パンフレット】

私が目指すカヌー通勤のゴールは、この中野市の親水護岸予定地。出発から約3時間45分で到着しました。この予定地のすぐ上の笠倉壁田橋(令和6年3月開通)から職場までは徒歩で約30分。以前はここで降りることができなかったため、大きく迂回しなければならなかったのですが、最高のスポットとなりそうです。

今日はノーマイカー通勤の日なので、時差勤務で10時からの勤務開始。カヌーでの通勤は爽快感があり、普段なかなか見ることのできない自然の風景を楽しむことができました。

同時に、川は何気なく下れるのではなく、川の曲がりぐあいや傾斜・川幅・深さ・岩や立木の突出など千差万別で、流れの速さや危険度が異なります。ドキドキしながら、危険を回避して、たどり着いた時には、無事に到着したという達成感もあります。そこも含めて、前述の野田さんが切り開いた、自分だけが頼りというカヌー単独行の魅力です。

帰りはごめんなさい、カヌーで千曲川を遡るのは難しいため、文明の力の電車を利用させていただきました。この特別な体験を通じて、自然と交通手段の新たな可能性を感じることができました。また次回も(あるかな?)、自然の中での通勤を楽しみたいと思います。

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