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カヤの平高原でのブナの森づくりに参加しました!

こんにちは!北信地域振興局の林務課です。

木島平村のカヤの平高原で、7月17日投稿の「カヤの平高原でのブナの森づくりについてレポートします!」に続き、10月5日~10月6日に今年2回目の牧場跡地でのブナの植樹活動が行われました。

10月5日は、7月の活動に引き続き「森林結社モリアゲ団」、「ソフトバンク株式会社」、地元木島平村の皆様が集まりました。今回はあわせて約40名での活動となります。

集合場所のロッヂから活動場所までは、もう恒例となったブナ博士の小山先生からブナ林に関する話を伺いながら移動します。
ブナ博士によれば、今年は2年ぶりにブナの実が結実しているとのことで、10月下旬ころに熟した実が落ちてくるそうです。この日も足元には数多くの実が落ちていましたが、生育不良などの理由で熟す前に落ちてしまったものとのこと。イガのなかを開けてみると確かに膨らみのない種が入っていました。
ちなみに、膨らんだ種は食用にすることもできるとのことでした。

さて、植樹場所に到着し、牧場跡地林縁からブナの稚樹(幼木)を掘り取る作業の開始です。前日に雨が降ったため、土が柔らかく、掘り取り作業もはかどりました。高さ1mほどある大きな苗を掘られた方もいましたよ。

苗の掘り取りが終わったら、今回の植樹場所に移動し植え替え作業となります。
表面の牧草をはがして穴をあけ、先ほど掘り取った苗を移植します。
移植後の苗が下の土壌に早く根を伸ばすためにはしっかりと周りを踏み固める必要があるとのこと。
皆、一生懸命苗の周りを踏んで植え替え作業を進めました。今回移植したブナの苗は、もともと発芽した場所の環境での成長が望めないものを掘り取って植え替えているので、苗自身も喜んでいるのではないでしょうか。

夕方になり無事今回の作業は終了。
記念撮影をして今日の苦労を称えあいました。

今年の活動はこれで終了となりますが、来年以降もこの活動は続く予定です。
活動の継続により、300年後には立派なブナ林が再生しているはず。
今後もカヤの平のブナの森づくり活動に注目したいですね。

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