南信州お散歩日和 南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!【写真:坂部の雪祭り(天龍村)】

南信州お散歩日和

南信州は、広い長野県の南端に位置しています。やわらかい方言が使われ、人も土地柄も温かく穏やかな当地域には、 各所に温泉があり、賑やかなお祭りもたくさんあります。 この地域ならではの魅力を職員がお伝えしていきますので、 南信州にどうぞおいでなんしょ!【写真:坂部の雪祭り(天龍村)】

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南アルプス聖岳へ植生復元ボランティアに行ってきました!!

農地整備課の中年Yです。

平成29年7月15日(土)~16日(日)、南アルプス聖岳(標高3,033m)へ高山植物保護ボランティアに行ってきました。 

※ボランティアの内容は、鋼製防鹿柵の修繕斜面崩壊地や道脇の植生復元ネット敷設などです。

7月15日(土)は飯田市南信濃の梨元ていしゃばに朝5時に集合。聖平での作業開始時刻13:40に間に合うよう、各自のペースで登ります(登山の様子は後程、紹介します。)

山小屋のある聖平到着後は植生を傷めないように参加者全員が持参の地下足袋に履き替えます。そして、小屋から作業場所まで各種資材を人力で運搬します。

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【作業前の打ち合わせ】                 【資材運搬状況】

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【作業前(写真左)と防鹿柵張替え中(写真右)

昨年実施した支柱の中へ鉄筋1本を挿入した箇所の変形が少なかったことから、今年はさらにグレードアップして、支柱の中へ鉄筋2本を挿入して打設しました。

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【只今、支柱を打ち込み中!!】【今年は強度を上げるため、支柱(C形鋼)の中へ鉄筋を2本挿入】  

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【張替え作業中】【柵の外と中の違いは一目瞭然。柵の中ではカラマツソウやニッコウキスゲが咲き乱れる】

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【柵の中で咲くニッコウキスゲ】

ニホンジカによる食害の後、この柵が設置されてから、開花株になるまで7年を要しており、一度被害を受けると本来の姿まで戻るのがいかに大変かが頷けます。

7/16(日)は630分から作業開始。前日の作業の続きを行い、アクシデントがありましたが、作業は終了しました!!

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【作業前打ち合わせ】【斜面崩壊地の植生復元ネット敷設(茶色い部分が今回敷設)】

ここまでがボランティア作業の内容ですが、ここからは15日の登山の様子を紹介します!!
登ってからの重労働は大変ですが、自然は素晴らしい姿を私たちに見せてくれました!!

7月15日(土)の6時に便ケ島を出発し、915分に薊畑(あざみばた)に到着した私は、おにぎりでおなかを満たして休息後、清掃登山と高山植物保護パトロールを兼ね、腕章を付けて一人で奥聖岳のお花畑へ向かいました。小聖岳を過ぎると、少々赤みを帯びた岩塊が眼前に迫ってきて圧倒されます。

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【小聖岳付近からの聖岳】                【小聖岳付近からの富士山】

可憐な高山植物が出迎えてくれました!!

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【ハクサンイチゲ】           【ミヤマオダマキ】

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【シコタンハコベ】

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【ツガザクラ】                    【ミヤマムラサキ】

そして、11時に聖岳の山頂に到着しました!!南アルプスの主峰赤石岳をはじめ数々の名峰を望むことが出来ました。

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【右が赤石岳。中央奥が仙丈ヶ岳】 【左から大沢岳、中央鞍部は百軒洞】

また、作業に使用する資材をヘリが何往復もして運んでいました。

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【左下の赤い屋根が聖平小屋、その上空にヘリ、右上の草地が作業をする聖平】【聖岳山頂にて】

そして暫くぶりの奥聖岳のお花畑へ。しかし、お花畑は残雪が多く、咲いていたのはキバナシャクナゲとミネズオウなど数種類の花々でした。

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【奥聖岳のお花畑より聖岳山頂を望む】          【ミネズオウ】

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【キバナシャクナゲ】           【イワウメ】

重労働の後の一杯は、県境を越えて集まったみんなの絆を深めてくれます!!

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7/15 作業の後の反省会】

7/16(日)、4時40頃東の空が茜色に染まり、5時に小屋から御来光を拝むことが出来ました。

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【聖小屋正面からの朝焼けと御来光】

 

私がこの活動に参加してから11年目を迎えましたが、防鹿柵がなくても、高山植物が咲き乱れる日がいつか来ればと願わずにはいられません。

 

なお、登山口情報ですが、昨年は長野県側の登山口となる便ケ島へ通ずる道が崩落したため、静岡県側から入山しましたが、今年は長野県側から入山可能となりました。(※、但し、車両は芝沢ゲートまでですので、便ケ島登山口までの7.1kmの市道南信濃132号線を歩かなければなりませんので、入山の際はご留意ください。)

ニホンジカとの戦い(共存か?)への道はつづく・・・

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