2016.05.26 [ その他 ]
御柱祭体感 ~下社里曳き~
5月14日、氏子として地元の法被を着て、御柱祭デビュー。
午後2時、本日のスタート地点「注連掛(しめかけ)」を出発。10トンを超える巨木を、氏子数百人が力を合わせ、山麓から社殿まで曳き付け、社殿の四隅に建てる伝統的なお祭り。
木遣り唄を合図に、「よいさ!よいさ!」の掛け声とともに「秋宮二」の巨木が動き出す。心を一つにしないと動かない。息が合い、すーっと動いた時は気持ちいい。が、すぐに赤旗が揚がる(ストップ)。待ち時間が長い。炎天下、地べたに腰をおろし、仲間と雑談しながら、ぼーっと待つ。誰も文句を言わない。リーダーから「待つのもお祭り」の一言。予定とか、効率とか難しいことは考えなくていい。忙しい日常にはない、贅沢な時間だ。
午後7時30分、本日の難所「春宮境内木落とし」上部に到着。氏子の持つ提灯(ちょうちん)の淡い光がナントも幻想的。1200年の歴史を持つ御柱祭。平安時代?にタイムスリップした感じ。
宵闇の中、投光器に照らされた約40メートルの急坂を、まずは氏子数百人が、御柱の曳き綱に掴まりながら、春宮境内に滑り下りた。曳き綱がなければ、転げ落ちること必至。
午後8時40分。御柱は、「よいさ!よいさ!」の大合唱とともに、氏子の手で急坂を一気に曳き落とされた。境内は一気にヒートアップ、最高潮に。参加しないと味わえない感動、凄い祭りだ。
午後9時、目的地「下馬橋」に到着。出発から1.4キロの曳行にナント7時間。予定より3時間遅れ。疲れを感じつつも居酒屋へ直行。
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