2017.06.27 [ 【目】自然・景観 ]
信州山の月間が始まります(八ケ岳・入笠山などのご紹介)
八ケ岳(硫黄岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳)
1 今回は車利用者にはピストン(同じコースを往復)しないで行って帰って来れる便利な美濃戸を登山口として利用しましたが、注意点が2つあります。
1つは15分だけですが美濃戸口から美濃戸の間は道が良くありません。特に急勾配箇所のコンクリート舗装が傷んで凹凸が非常に激しいです。それとカーブミラーがありません。腹すりと対向車に充分注意してください。
もう1つは美濃戸の駐車スペースがそれほど広くありません。土日祝日・お盆などは午前中(土曜等下山者が少ない時は夕方近くまで)満車になり、手前の美濃戸口で通行止になるそうです。美濃戸口から美濃戸まで徒歩の予定で計画をたてる又は前日夕方に入り美濃戸の山小屋(3軒)に宿泊するなど留意してください。6月17日土曜日は2箇所の駐車場のうちの赤岳山荘の駐車場は朝の4時で満車になりました。
2 アプローチの北沢と南沢ですが、北沢は途中まで車道歩きで、その後も沢沿いを行き明るい感じです。これに対し南沢は一部を除き苔むす亜高山針葉樹林帯を行きます。道は北沢の方が良いです。両方とも沢沿いですので雷雨等急な豪雨に注意してください。
3 稜線はどこでも高山植物は見られますが、やはり横岳が宝庫です。6月17日(土)現在ツクモグサは蕾が多く、チョウノスケソウもわずかしか咲いておらず、開花はやや遅れている状況ではないかと思います。コマクサは芽生えたばかりです。雪の少ない八ケ岳の高山植物は通常夏の早い時期に盛りをすぎてしまいますが、遅れている状況が変わらなければ信州山の月間中は充分に楽しめるのではと期待されます。梯子や鎖などはしっかり整備されていますが、足を滑らせないよう注意してください。
4 今回は4時から16時30分まで歩く日帰り山行でしたが、夏山は午後雷雨等の危険性が高まるため、山小屋等に宿泊してビールでも飲んで日の入・日の出を楽しんでください。
諏訪地域には他にも苔むす森と湖の彷徨を楽しめる問題を出題した天狗岳、蓼科山などがある北八ケ岳、今後季節がレンゲツツジからニッコウキスゲへと移ろっていき、展望もバッチリの霧ケ峰などがありますので、山の雄大で美しい風景を体感しに登山届を提出のうえ是非お出かけください。
北八ケ岳 縞枯山(昭和61年6月15日撮影 古くてすみません。)
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