2017.11.22 [ 南信州の食・味・お土産 ]
阿部知事が出席し、松川町でティーミーティングが行われました
こんにちは。
商工観光課のYです。
11月5日(日)に、阿部知事が出席し、松川町でティーミーティングが行われました。
今回は、午後2時から松川町の(有)フルーツガーデン北沢さんで、南信州松川りんごワイン振興会の皆さんと「シードルからはじまる、くだもの産地の新しい風」をテーマに、シードル(りんごで作った発泡酒)やアップルティー、りんごを使ったピザなどを楽しみながら約1時間半の懇談です。
ミーティングの前に、会場近くのりんご園に懇談者が集まり、シードル&りんごジュース(ウェルカムドリンクで)で乾杯です。
【青空の下、ウェルカムドリンクで乾杯!!】
その後、室内に会場を移し、りんごやシードル、手作りおやつが並ぶお洒落な雰囲気の中、ティーミーティングが始まりました。
【左写真:ミーティング会場の様子】【右写真:当日提供された手作りおやつ】
【左写真:テーブルを飾った地元産フルーツ】【右写真:会場内に並んだシードル】
御存じかもしれませんが、今日本で、都会(主に関東)の若い女性たちを中心にシードル人気が高まっています。世界に目を向けると、イギリスやフランス、スペインなどのヨーロッパ諸国やアメリカでよく飲まれています。特にアメリカは、オレゴン州やポートランドあたりでクラフトビールとともにクラフトサイダーの文化が発信されています。
ところで、“シードル(Cider)”って何?って方もいらっしゃるかと思いますが、世界的にはりんごで作ったお酒のことをシードルと言うようです。シードルはフランス語。それ以外はサイダーと呼ばれています。日本で“サイダー”というと清涼飲料のイメージが強いので、りんごで作ったお酒のうち発泡系のお酒を“シードル”、発砲系でないお酒を“りんごワイン”として区別しています。
このシードル、飲んでおいしいだけでなくグルテンフリーで低アルコール。加えて胃酸を刺激するので消化が良くなって他のお酒もお料理も美味しくいただけるとのことで、健康志向の方には持って来いのお酒です。
ここで、シードルに関して誰かに話したくなる話題を一つ。
国内で最もたくさんの種類のシードルを醸造しているのは、実は長野県なんです。
りんごの産地として有名な長野県だけのことはあります。ここ南信州地域にもサイダリー(醸造所)が3か所あり、丹精込めたクオリティーの高いシードルが作られています。特に、南信州地域では多くの種類のりんごが栽培されていることやりんご以外にも色々なフルーツが栽培されていることもあって、ティーミーティングが行われた松川町だけでも9種類のシードルが作られています。
懇談では、最初に代表の方から松川町におけるシードルの歴史、シードルの文化等についてお話しいただき、その後、懇談会に参加された皆さんそれぞれのシードルとの関わり、シードルへの想い、シードルに託す夢などについて語っていただきました。参加された皆さんが、長野県といえば、南信州といえばシードルと言われるようなシードル文化を醸成し、定着させたい。10年後のリニア中央新幹線、三遠南信自動車道の開通に向けてしっかりと情報発信したいとの認識で一致し、県、地域振興局としての関わり方についても意見交換しました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
南信州地域振興局 総務管理課
TEL:0265-53-0400
FAX:0265-53-0404