地域政策課のＴＫです。

先日、飯田市松尾明の市総合運動場で行われた「消防フェスタ」に行ってきました。

今年で２回目となるこのイベントは、飯田広域消防本部主催（飯田地区幼少年婦人防火委員会共催）により、３月７日の「消防記念日」にあわせ、「触れ合いを通じて防災の心を育む」「幼少年期からの防災教育の充実を図る」を目的に、小さい子どもから、小中学生、そのご家族が参加して開催されたものです。

今回は、「飯伊地区で大規模災害が発生し、消防隊員のみでは消火・救急・救助活動の人手が足りないため、地域の子どもたちに応援要請をした」との設定。参加者は、受付で「子供消防手帳」をもらい、ミッションをクリアしながらスタンプを集めていました。

飯田・下伊那地域では、ここ数年「少年少女消防クラブ」の活動も盛んになっているので、各地区のおそろいの法被を着た子どもたちもたくさんいました。

参加する子どもたちは、泣いたり笑ったりしながら大騒ぎでミッションに挑んでいましたし、紙芝居、防災用品の展示、災害の記録の展示などもあり、小さい子どもから大人まで楽しめる内容となっていました。

今回参加したみなさんが消防の仕事や防災について興味をもってくれることで、地域防災の向上につながりそうです。

しかし、このイベントの最中にも下伊那地域で土手火災が発生しています。

被害が大きくなればこの会場からも駆けつけなければならないと顔を引き締めた職員の方が印象的でした。

長野県では、林野火災発生の危険性が高まる３月１日から５月31日までを「春の山火事予防運動」の実施期間として山火事予防に対する意識啓発やパトロールによる警戒等、予防対策等の強化に取り組んでいます。

県消防防災ヘリコプター墜落事故により、空中消火活動への影響が心配され、相互応援協定に基づく他県のヘリコプターの応援を受なければならないという状況のなか、火災等の予防に御協力いただきますようお願いします。