2025.11.25 [ 南信州の伝統・文化・史跡 ]
いざ幕開け!未来へつなぐ下條歌舞伎
こんにちは!リニア活用・企画振興課のOです。
今回は、11月23日に下條村コスモホール(下條村睦沢8413-1)にて行われた下條歌舞伎定期公演を観覧しました。
地域の方々によって300年以上受け継がれ、下條村無形民俗文化財にも指定されている下條歌舞伎。当日は多くの方々が訪れ、会場は賑わいをみせました。
一幕目は「蝶花形名歌嶋台 小坂部館の場」。
敵対する両家に嫁いだ小坂部音近の娘ふたりが、策略に長けた父を嫁ぎ先の味方につけようと訪れる場面から始まります。物語の悲劇的な展開を役者が丁寧に演じ、観客を引き込みました。
幕間では、「下條カブキッズ」と「歌舞伎×でこ×ダンスコラボ企画」で会場は大いに盛り上がりました。
下條カブキッズでは、保育園・小学生を対象とした歌舞伎体験が行われ、参加児童の見事な見得に観客からは大きな拍手が送られました👏こうした取り組みを通じて、地域の歌舞伎への思いが次世代へ受け継がれています。
さらに、下條村出身のシンガーソングライター・でこさんとダンスユニット・Byacconによる歌舞伎×歌×ダンスのコラボも実現。Byacconのメンバーである石川さんは、大鹿歌舞伎の役者としても活躍されており、地域やジャンルの垣根を超えた貴重なステージとなりました。
二幕目は、「絵本太功記 十段目 尼ケ崎の段」。
織田信長を討った後の明智光秀の家族の悲劇を描いた物語です。
主である織田信長を打ち取った秀吉のもとには真柴久吉が迫っており、息子の十次郎も戦に参加することになります。戦に向かう十次郎を、許嫁の初菊が必死に引き留める場面は、観客の胸を打ちました。
第一幕、第二幕とも、10代から80代まで幅広い世代の役者が出演し、拍手とおひねりが惜しみなく送られる舞台となりました✨
また、当日は南信州パートナー企業である飯田コアカレッジさまにイヤホン貸し出し業務や受付等でご協力いただきました。ボランティアにご参加いただき、ありがとうございました。

地域一体となって上演される下條歌舞伎、皆さんもぜひ観覧してみてはいかがでしょうか。
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