2016.07.26 [ 南信州の林業 ]
地域ぐるみでシカ・イノシシ被害を防ぐ!(飯田市千代地区)
林務課です。
この飯伊地域は、野生鳥獣被害がとても大きい地域です。
その被害を抑えようと、各地で「動物の侵入を防ぐ防護柵」が集落全体を囲うように設置されていて、その距離は270kmを超えています。
工事自体は、業者が実施する例が多いのですが、準備・調査・調整・測量などは、地域のみなさんが協力しあって、手間ひまのかかる作業を行っています。
平成28年7月17日(日)は、飯田市千代地区の事前調査(柵の位置を決めて、杭を打つ作業)が行われ、20人以上が参加しました。
梅雨明け直前の暑いなか、急勾配の森林を上りながら、杭を打っていきます。森林内にもイノシシの足跡がたくさんありました。
それぞれの畑を電気柵などで囲うのもひとつの手ですが、地域ぐるみで広域に対策すると高い効果が現れます。野生鳥獣被害の対策は、「相手を知る」「守る」「捕獲する」の3点全てに力を注ぐと、被害を減らすことができます。
千代地区の活動は完成まで、時々投稿させていただきたいと思います。
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