2015.03.20 [トレイルランナー(松本市職員) 大内直樹さん]
走ることはライフワーク。大自然の中を走り続けたい。
走る理由は「ご飯がおいしいから」
- 大内さんはどうして松本へ?
大学まではずっと名古屋にいたのですが、就職を考えたときに、住むところを大事にしたいと思いました。都会で暮らして平日は仕事をして、休日に山へ行くというのもいいのですが、やはり山に近いところに住みたいな、と。
- 実際に住んでみてどうですか?
今は、安曇野市に住んでいますが、毎朝3時20分に起きて、3時半から1時間ほど走って、食事の用意をして自転車で出勤します。自転車で市役所までは35分くらい。たまにランニングで出勤することもありますよ。夜、飲み会がある場合は、朝は走って来て、帰りは電車を使います。
浅間温泉や美ヶ原温泉の裏にある東の方の山々は静かで走りがいがありますね。毎朝走るコースはいろいろなパターンがありますが、山の麓までは舗装路でいって、山に登って下ってまた舗装路で帰ることが多いです。
- そんなに毎日走っているんですね。どうしてそんなに走るのですか?
私の場合は、ご飯がおいしいから走るんです。
- ご飯がおいしい??
「走らなくてもご飯はおいしい」と言われることもありますが(笑)、全く違います。特別な調味料です。もちろん、走れば走るほど早くなるということはありますが、良い成績を出せなくなったらつまらないのかというとそういうことでもないので、「目標=早く走る」ということではないですね。より原始的な感覚なので、趣味というのも違う気がします。生活という方が近い。動いて、ご飯食べて、動いて、ご飯食べてということです。
- 普段の生活の一つになっているんですね。
いかに楽しく、長く続けられるかが大事だと思っています。レースでも無理して完走するのではなく、限界だと感じたらそこでストップする。体はもちろん、精神的にもダメージを与えないように、嫌だと思ったら止めるようにしています。苦痛だと続けられないし、楽しめなくなったら終わりですから。
出張先でも、朝はその町を走るという大内さん。「どんな町にも意外と走るコースがあります。走ると町を少し違った角度で見ることができます」と話します。鹿児島に行ったときには桜島を一周して回ったとのこと。次回は今、大内さんが市役所の職員として取り組んでいること、そして今後のことについてお聞きします。
PROFILE
1975年生まれ、名古屋出身。高校時代に自転車に興味を持ち、そこからトライアスロン、トレイルランニングの世界へ。大学卒業後、松本市役所に入所し、安曇野に移住。スポーツを活かしたまちづくりや地域の活性化を図る「松本スポーツコミッションプロジェクト」の推進に尽力している。
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