こんにちは！商工観光課Mです😎

９月22日（金）に、（公財）長野県産業振興機構伊那センター（通称 NICE伊那）主催による「製造力強化のための先進企業見学会」が愛知県一宮市にある「IDECファクトリーソリューションズ（株）」様で開催され、県内企業や団体を含め、27名の方が参加されました。

上伊那地域は「製造業」が主力産業となっており、なんと就労者の約１／３が製造業に従事されています！

しかし、慢性的な人材不足と今後の生産年齢人口の減少が見込まれ、生産能力低下が懸念されます。

そこで今回、NICE伊那では、人材不足の状況でも生産量を維持できるよう、伊那谷企業のロボット化を促進するため、システムインテグレーターとして、先進的に協働ロボットや自律走行搬送ロボットの導入支援を行っている「IDECファクトリーソリューションズ㈱」様を訪問し、導入に当たっての考え方のセミナーやデモ機の紹介、工場現場での実際の活用事例の見学をしました。

セミナーでは、社長他スタッフの方から、会社概要及び協働ロボット等の導入の説明をいただきました。

自律走行搬送ロボットのデモでは、実際に製品を乗せた搬送ロボットが、障害物を避け目的地まで運ぶところを紹介いただき、参加者の目が釘づけになりました。

協働ロボットのデモでは、トルクセンサにより人への接触負荷が低減され、また近接センサにより、人が近づくと作業スピードも遅くなるなど、人とロボットが協働して作業できる所をご紹介いただきました。

その後、実際に工場内で稼働している自律走行搬送ロボットを見せていただきました。
ちょうど、人の手を借りずに自らエレベータへ搭乗する光景もみることができ、参加者も驚かれていました。

見学終了後の質疑応答の時間では、多くの参加者から鋭い質問等も出されるなど、ロボット導入へ意欲の高さが感じられました。

今後もNICE伊那では、こういった事業を通じ省人化・自動化支援に取り組まれるとのことで、上伊那地域でのロボット導入が加速することが大いに期待されます。