こんにちは。農地整備課のＫです。

この度、伊那市西箕輪で、りんごの「高密植栽培」に取り組まれている白鳥 勲さんが、「関東農政局土地改良事業地区等営農推進功労者表彰」を受賞されましたのでご報告します！
この制度は、農地や農業用水路等の農業基盤の整備（土地改良事業）を実施した地区において、生産技術の向上や経営の改善を図り、事業や営農の推進に功績のあった方を表彰するもので、第３２回となる今回は、関東農政局管内の１都９県から計４名の方が受賞をされました。

りんごの「高密植栽培」は、イタリア南チロル地方を中心に欧米で普及が進んでおり、現在、長野県の果樹振興施策の柱として、研究・普及が進められている技術です。

白鳥さんは、県内でも先駆的にこの技術を導入し、土地改良事業で整備された畑地かんがい用のパイプライン設備を活用しながら、単位面積当たりの収穫量を約３倍に拡大するとともに、労働時間の削減を実現され、こうした取組が評価され、今回の受賞となりました。

令和５年１２月１４日には、埼玉県さいたま市にある関東農政局において表彰式が開催され、また同１９日には上伊那地域振興局にて受賞報告会を開催し、地域の皆様にもご報告させていただきました。

今後も、農家の皆さん、施設を管理している土地改良区や市町村の皆さんと連携しながら、農業用水路やパイプライン設備の適切な維持管理を図り、伊那西部地区における果樹、野菜等の生産振興と地域の発展につながるよう、サポートさせていただきたいと思います。