上田地域振興局林務課です。

緑が美しく、山に出かけるのも楽しい時期になってきましたが、その際注意していただきたいことがあります。それはツキノワグマとの遭遇です。

山だけではく、食べ物を求めて集落付近に近づいてくる時期でもあります。

現在、北信地域、長野地域、木曽地域で「ツキノワグマ出没注意報」が発令されていますが、上田地域でも目撃情報は出ており、４月には人身被害が発生しています。

そのような状況の中、上田ケーブルビジョンの方からクマの出没傾向や注意するべきことについて取材をしたいというオファーをいただきました。

地域の皆さんにお伝えする絶好の機会です。

取材をしていただいた上田ケーブルビジョンの春原裕佑さん

インタビューを受ける柳澤鳥獣対策専門員

（UCVレポートの内容）

○昨年度と比べると今年度はクマの里地への出没が早いと感じます。

冬に降雪が少なく、春先に気温が高い日が続いたことで冬眠から目覚める時期が早まったのではないかと推測しています。

○親子グマの出没が多いです。母グマは子を守るため、攻撃的になる可能性があり、特に注意が必要です。

○クマに遭遇しないためには次の２点に注意してください。

・山に入る場合は鈴やホイッスルなどで音を出して自分がいることをアピールする。
・単独行動は避ける。特に早朝と夕方は複数で行動する。

○これからの時期、春先に山にいたクマが食べ物を求めて里に下りてくる可能性があります。山からおりてくるクマへの対策は次の３点です。

・家の周りにゴミを放置しない。
・庭にゴミを埋めない。
・やぶを刈り払い、見通しをよくする。

○登山、ハイキング、山の近くでの農作業などの際は、十分ご注意ください。

🐻番組は６月12日（木）のUCVレポートで放送されました。

以下の方法でもご覧いただけますのでチェックしてください！

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