こんにちは。環境課のAです。
春めいてきて、暖かな街を歩くのが楽しい今日このごろですね。今日はみなさんに、街歩きにぴったりのパンフレット「信州うえだの生きもの」を紹介します。
これは上小地域で見ることができる草花や動物を季節別で確認できる万能なパンフレット。上田地域振興局環境課が制作し、3月下旬に刷られたばかりです。
「信州は自然の宝庫。四季折々、多様な生物がわたしたちに癒しと安らぎを与えてくれます。多様な生物とふれあい、その保全に取り組むことで、人と自然が共生できる豊かな環境を生み出します。」(表紙のメッセージから引用)
上小地域は、多種多様な生物がいる地域です。それは、「標高差が大きい」から!普段は意識することは少ないかと思いますが、千曲川の流れる市街地の標高が400mであるのに対し、菅平高原や美ヶ原高原など高原の標高が2000mであり、標高差が1600mもあるんです!標高差が大きいと、山のてっぺんから川べりまで、それぞれの気候が変わるので、その分たくさんの植物や動物が生息できます。
その理由から、このパンフレットにはたくさんの動植物が登場!
高原にはニホンカモシカ、アサギマダラ、キキョウ。里地里山には、リス、ミンミンゼミ、シナノアキギリ。平地や河川など身近な場所には、ムクドリ、ヤマメ、ツリフネソウ。
標高差だけでなく、季節ごとにどんな生きものが見ることができるのかもすぐにわかります。
また、市町村の花、希少植物や季節の風物詩、自然保護ボランティアさんからのコメントなど紙面は充実しています。
さらに巻末には季節・標高ごとの動植物のリストが掲載されているので、この1冊で信州うえだの生きものがマスターできます。
パンフレットは各地の観光案内所等に配架する予定です。観光客の方はもちろん、上小地域にお住まいの方も新しい視点で地域を見ることができるので、ぜひ手に取ってみてください!
上田地域振興局環境課は、豊かな環境を守るために自然公園の許認可や外来植物駆除対策等に取り組んでいます。このパンフレットが上小地域の生物多様性に思いを馳せるきっかけとなればと思います。
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