2013.02.07 [ 職員のみつけた情報コーナー ]
別所線の魅力 別所線を支える市民の方々 未来に残そう別所線
上小地方事務所のY夫です。
別所線は、大正10年(1921年)の開業です。もうあと数年で100年になります。この間、特に第二次戦後のモータリゼーションの発達によって、何回か廃線の危機がありました。その都度、住民の方々の運動や行政の支援によって存続が図られてきました。
上田市では、今、関係団体とともに、「乗って残そう別所線!」ということで、みんなに別所線に乗ってもらおうという取組みを進めています。車両のラッピング(こちらのブログをどうぞ)やかなり割安の回数券の販売、各種のイベント開催などを行ってきました。
赤坂上駅に行ったとき、駅舎の壁に「未来に残そう別所線」と書かれた大きな横断幕が貼られていました。別所線の存続は、今も地域の皆さんの大きな望みなんでしょう。私もそうですが。
駅には、地元の女性部の皆さんから贈られたきれいな花も飾られていました。ベンチには座布団が置いてありますが、これも地域の方が寄贈されたものでしょうか。
私が乗り降りする駅では、毎日のように朝駅に来て掃除をしてくれる地元の方がいらっしゃいます。これから仕事に向かおうとする朝、きれいな駅だと気持ちも軽やかになります。ありがとうございます。
ほかの駅で見かけましたが、子供たちが掃除をしてくれてもいます。運転士さんが運転席から顔を出して「ありがとうございます」って子供たちに声をかけていました。こんなことって、都会の鉄道では考えられません。実にほのぼのとした光景です。
そうした方々のご努力によるものなんでしょう、別所線の各駅は、建物はとても古いものが多いですが、放置されたゴミは少ないですね。利用者の皆さんも気をつけていることもあると思います。15駅あるうち12駅は無人なんですが、総じてきれいです。下の写真は、塩田町駅と中塩田駅のベンチの様子。ゴミは一つもありません。
最後の写真は、中塩田駅のベンチにおいてあるお花。これも地元の方が飾ってくれているんでしょうか。ありがたいですね。
やっぱり、地元の方々の取組みが大切なんだなあとつくづく感じました。別所線を支えるのは、上田電鉄の方や行政などの関係者、そしてなにより乗客の皆さんですが、別所線を使っても使わなくても、地域の方も支える大きな力になるのではないかと思います。
これからも「気持ちよく 乗って残そう別所線!」
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