2018.06.26 [ アーカイブ ]
中野市農福連携プロジェクトによるタマネギの収穫
北信農業改良普及センターのMです。
中野市では北陸を中心にスーパーマーケット事業を行っているアルビス株式会社出資の「株式会社アルビスファーム信州なかの」が設立され、昨年から中野市の基幹産業である農業分野において、障がい者を継続して雇用しています。このような就農促進により障がい者が住み慣れた地域で生きがいを持って暮らせる地域づくりを進める「農福連携プロジェクト」がスタートしました。
株式会社アルビスファーム信州なかのでは、障害者を雇用し、遊休農地も積極的に活用し、タマネギやズッキーニなどを栽培、出荷することになっています。
この事業推進にあたっては、中野市だけでなくJAも積極的に支援、協力(栽培技術指導や農地斡旋等)しています。
先日(6月22日)には、最後に残されたタマネギほ場の収穫作業について、JAや中野市の職員もお手伝いさせていただき、この事業の重要性や課題を共有させていただくことができました。
私も収穫作業に加わりました。
初めての栽培であったことから、マルチが飛ばされたりしてしまい、雑草が茂る中でしたが、大きくなったタマネギを一つ一つ取り上げ、葉や根を切りとりコンテナに入れて行きました。
当日はJAや中野市など大勢の職員が参加し、この事業への力の入れ方が伝わって来ました。梅雨の合間、高社山から心地よい風がふく中の作業で、参加した市の職員も日頃の事務仕事から離れて気持ちの良い汗を流すことができたかもしれません。
こうした作業には機械化も重要です。県の「地域発 元気づくり支援金」により導入された調製作業機「オニオン・タッピングマシン」(収穫された未乾燥タマネギの葉と根を効率よく切り落とす機械)も大活躍していました。
始まったばかりのプロジェクトです。関係機関が連携し課題を解決しながら、新しい取り組みになることを期待したいと思います。
それでは皆様、ごきげんよう。
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