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「鍋倉山のブナと歴史・クマを学ぶ会」に参加しました

北信地域振興局の林務課です。

11月16日(土)に、飯山市のなべくら高原・森の家の主催による「鍋倉山のブナと歴史・クマを学ぶ会」に出席しました。

この会は、今年出没が多かったツキノワグマの特徴や、もしもクマに遭遇した場合の対処方法についての知識と合わせて、鍋倉山のブナの歴史や生態ついて学ぶために開催されたもので、一般参加者、森の家スタッフなど約20名が参加しました。

クマについての学習会では、県クマ対策員の浜口あかりさん(信州ツキノワグマ研究会)から長野県のツキノワグマについての講義をお聞きした後、クマ撃退スプレーの使用方法を学びました。

クマ撃退スプレーの中身はトウガラシの成分のカプサイシンで、クマを追い払う効果は高いのですが、向かって来るクマに対し距離5m以内で顔に向けて発射する必要があること、発射できる時間が10秒以内であること、吸い込んだり目に入ったりするとひどい刺激があり危険なことなど、使いこなすには十分な知識と練習が必要です。

森の中へ場所を移してのスプレーの使い方の実習では、接近して来るクマ役のスタッフに対し、距離とタイミングを意識しながら正確に発射できるよう練習を行いました。

参加した方は、スプレーを素早く、落ち着いて発射するのはかなり難しいと感じていたようで、正しい使い方を身に着けることの重要性を学ぶことができました。

冬が近づき、クマの出没は減りましたが、冬眠に備えて栄養を蓄えるため、山ではドングリを、里ではカキなどを求めて、この時期もまだ活発に活動しています。 山などに入る場合は、朝夕を避ける、鈴など音を出すものを身に着ける等、クマに出会わないための基本的な対策を取ることに加え、クマ撃退スプレーの活用も検討するなど、引き続き人身事故を未然に防ぐための心がけをお願いします。

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