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\諏訪地域の農業を知ろう!/ 蓼科湖は農業施設?!その正体と役割教えちゃいますよ~

みなさん、こんにちは(*^^)v 農地整備課のSです!

今年の夏も暑すぎますね、私も溶けそうです(-_-;) 水分補給をしながら熱中症に気を付けて過ごしましょう!

今回は夏のドライブや観光で大人気の蓼科湖についてご紹介します!蓼科湖は茅野市の県道192号(ビーナスライン)沿いに位置し、ボートやキャンプでも人気のスポットですが、実は人工的につくられた農業用のため池で「滝之湯堰(たきのゆせぎ)」という世界かんがい施設遺産にも登録されている世界的にも歴史的価値の高い水路の一部なんです!自然にできた湖ではなかったんですね(;゚Д゚)

  

蓼科湖の標高は1,250mと非常に高く、川から引き込む水も冷たく、米作りには不向きというのが昔から問題となっていました。この問題を解決すべく造られたのが蓼科湖です!滝ノ湯川から水を引き、蓼科湖で一時的に貯めることにより日光で水を温めることができます。この温まった表面水を使うことでお米の収量を上げてきたんですね。このような役割を持ったため池のことを「温水ため池」といいます!このように先人の知恵や工夫によって米作りが難しい場所でもお米を収穫できるようになりました。農家の方々や農業に携わった方々のおかげでおいしいご飯を食べることができるんですね!

これからも安心して農業を営んでいただくため、安定した収穫を維持するため、我々農地整備課でも水路の大規模工事という形で奮闘しています!滝之湯堰は江戸時代につくられ、これまで約200年にわたり大切に使われてきました。歴史ある農業資産の改修に携われることを誇りに感じながら、これから100年200年先まで使っていただけるような水路を造れるよう頑張っています!

↓↓ 稲刈りが終わる10月頃から3月にかけてコンクリ ートのブロックを積んだ水路へと造り変えています!昨年度完成した写真がこちら!

↓↓ 今年工事する場所は現在こんな感じ(´・ω・`) 土を掘っただけの「土水路」となっている部分が多く、護岸が崩れたり、途中で漏水して田んぼまで十分な水を運べないといった課題を抱えています...

  

↓↓ 工事現場は蓼科湖からずーっと南にいって国道299号線の手前!フライリゾート蓼科が目印!

  

観光で来られた方や地元のみなさまにはご迷惑おかけしますが、農業を守るためご理解とご協力をお願いしますm(__)m

 

 

 

 

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