信州自慢の水と空

山と緑に囲まれた長野県には、「清らかな水」、「澄んだ空気」があふれています。 そんな信州自慢の水や空気に関する総合サイトです。

龍興寺清水

木島平村にある平成の名水百選「龍興寺清水(りゅうこうじしみず)」を紹介します。

 

 9月上旬の残暑の厳しいときに伺いましたが、冷たい水が水量豊富に流れ出していました。


豊かな湧水をたたえる龍興寺清水は、地元住民や観光客ののどを潤しています。
 秋の観光シーズンは自然豊かな木島平村を訪れ、ぜひ一度、龍興寺清水をお試しください。




【概要】

興寺清水は木島平村内山地区の公民館の横(穂高12824)に湧き出る清水で、かつてこの地にあったお寺の名から、龍興寺清水と呼ばれ周囲の住民達により大切に守られてきました。

寛文元年(1661年)萩原喜右エ門がこの清水を利用し紙すきをはじめ、「内山和紙」として広く知られるようになりました。以来この地方の一大産業として昭和初期までコウゾやノリウツギを原料とした内山和紙が作られてきましたが、パルプを使った製紙業におされ衰退していきました。
 現在は内山和紙体験の家で、紙すきの工程や手法を受け継ぐとともに、はがきやうちわなどの製作を体験することができます。(木島平村ホームページから)

 

~龍興寺清水縁起~

龍興寺は治承年間に虎室と見竜によって南隣泉家敷に創建された古刹である。
 正応2年、明窓寒(撤)住職が撤通大禅師を招いて座禅供養会を催したとき、1人の美女が来て「某にも戒法を授けたまえ。我は居多ヶ浜人なり。」と名のり、戒行に加わる。
 7日の戒行を終えて、美女の云うに「某は居多明神なり、戒法を授けていただいたお礼に霊泉を献ずる。」と告げいずれかに立ち去った。姿が消えるとこの地に冷水が湧き出た。
 村人はこれぞ霊徳と感じ「龍興寺清水」と名づけ大切に守り続けて来た。(伝承)
 その後、大干魃のときにも涸れることなく湧き続ける清水に村人は居多明神の霊徳を感じ、明治33年夏、泉の辺りに居多明神と弁財天の両尊を勧請して祠を建立した。木島平村ホームページから

 財団法人木島平村農業振興公社では、龍興寺清水のペットポトルを販売しています。

 また、龍興時清水を使用したサイダー「きらめく農村」の発売を始めたということです。





 平成の名水百選「龍興寺清水」はこちらもご覧下さい。

【所在地】

下高井郡木島平村 内山和紙体験の家から徒歩1分
地図はこちら

 

【問い合わせ先】

木島平村環境整備課  電話0269-82-3111

 E-mail:kankyo@kijimadaira.jp

 

【アクセス】

JR飯山線飯山駅下車 野沢温泉行きバス 中村下車 徒歩25

●上信越道豊田飯山ICから車で25

 

〔平成の名水百選とは〕

環境省では、平成20年に持続可能な社会の構築が喫緊の課題となっている中で、健全な水循環がもたらす恩恵と人間社会の営みの共生や、水のある暮らしや風景の復権が強く求められているなど、社会情勢の変化も踏まえ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水や水環境のなかで、特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているものを「平成の名水百選」として選定しました。

 http://www.pref.nagano.jp/kankyo/mizutaiki/mizu/meisui/kasyo/meisui-annai.htm

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