平成の名水百選「まつもと城下町湧水群(まつもとじょうかまちゆうすいぐん)」のうちから地蔵清水の井戸(地蔵清水の井戸)を紹介します。
地蔵清水はうっかりすると見過ごしてしまいそうにひっそりと道端にあります。
「地蔵清水の由来」を刻んだ石碑が歴史を伝えています。
「中世のころ、この辺りは湧水が多いので、泥町とか柳町と呼ばれていました。また、現在の地蔵清水あたりには生安寺もあり、門前では棒庄の市がたち大変にぎわっていました。
天正十年、小笠原貞慶は父祖ゆかりの深志城を回復し、松本城とあらため、同十三年頃から城下町の整備を始めました。その折市辻に井戸を掘らせたところ、浄水とともに石のお地蔵様が出現したので、市辻は、この霊験あらたかな清水に因んで地蔵清水と呼ばれるようになったと伝えられています。」
道を挟んだ松本城のお堀の桜並木は紅葉の真っ盛りです。
【所在地】
松本市松本城周辺市街地
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【問い合わせ先】
松本市環境保全課
電話0263-34-3267
E-mail: kankyo-k@city.matsumoto.nagano.jp
松本 水物語のHP:http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/water/
【まつもと城下町涌水群の概要】
平成20年に環境省の「平成の名水百選」に選定される。
国宝松本城擁する城下町には美ヶ原高原などの豊かな自然が生んだ清らかな水がいたる所から湧き出し、市民や観光客に潤いと安らぎの場を提供しています。
町ぐるみで保全に努めています。
松本は山の街であり、水の街です。
北門大井戸、北馬場柳の井戸、鯛萬の井戸、女鳥羽の泉、槻井泉神社湧水、伊織霊水、源智の井戸などがあります。
JRの「駅からハイキング」の「湧水の城下町めぐり」のコースに入っています。
〔平成の名水百選とは〕
平成20年には、持続可能な社会の構築が喫緊の課題となっている中で、健全な水循環がもたらす恩恵と人間社会の営みの共生や、水のある暮らしや風景の復権が強く求められているなど、社会情勢の変化も踏まえ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域の生活に溶け込んでいる清澄な水や水環境のなかで、特に、地域住民等による主体的かつ持続的な水環境の保全活動が行われているものを「平成の名水百選」として選定しました。
http://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/mizutaiki/mizu/meisui/kasyo/meisui-annai.htm
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