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読書の秋!本との出会い方いろいろ(FMぜんこうじ「図書ナビ」第7回)

中川さん:今月末から読書週間が始まりますね。もともと読書週間はいつから始まったのでしょうか?

森:日本大百科全書によれば、読書週間の起源は大正時代だそうです。
読書推進運動協議会」によると、戦争で一時期中断しますが、終戦から2年後、1947年に再開しました。もう76年も前ですね。当時はまだ、戦争の傷跡が各地に残っていましたが、「読書の力によって、平和な文化国家を創ろう」という決意をもとに、開催されたそうです。まちの図書館や、学校の図書館で、展示をしたり、図書委員の生徒さんが、本屋さんに行ってその場で本を選んだり、読書に親しむきっかけとしていろいろな催しをしていますね。中川さんは、何か思い出がありますか?

中川さん:昔、家族で「読書の時間」を持っていました。夜、ちょっと部屋を暗くして、家族のみんながそれぞれ、自分の読みたい本を読むんです。

森:わぁ、素敵ですね。ご家族そろって、本を読む時間を共有されていたんですね…。中川さんは読書がお好きだと思いますが、読む本をどんなふうに選んでいますか?

中川さん:週に1回、本の情報が得られる番組を見ています。話題の本や、有名ではないけれども良い本など。それから、本屋さんや図書館に行って、パラパラ中身を見てみたり、帯を読んだり。そして月に1回、3冊くらいまとめて買い求めています。読み切れなくて「積読」になったりするんですが(笑)

森:「積読」!あるあるですね。(そういえば、長野県立美術館のアートライブラリーでは、「積読展」というユニークな展示、第2弾をしていました。)

今日は、読書の秋ということで、「本との出会い方」について。いろいろお話しできればと思います。

本との出会い方その① 「本屋さんや図書館の特集棚」

森:まずは、中川さんが普段からされているという、本屋さんや図書館に「どんな本があるのかな~」と行ってみる方法。棚の見せ方を工夫したり、展示コーナーを作っている図書館も増えています。
県立図書館の場合は、皆さんの新しい「発想が目覚めるような本」(BOOK SPROUT)というコンセプトで、司書たちが、おススメの本を展示しています。

特に今は、1階の児童図書室の展示コーナーが盛り上がっているので、覗いてみていただければと思います。

児童図書室展示「最高にして最強!!!」

本との出会い方その②「旅する本棚」

森:2つめは、新企画。「旅する本箱」をご紹介します。詳細はこちらから「旅する本箱」キックオフイベント

普通は人が、本が置いてある所(本屋さんや図書館)に行きますよね。

「旅する本箱」は、本が、皆さんがいる場所に動いていくという発想です。

本箱はテーマ(例えば、SF)を設定します。そのテーマに関係するいろんな本を詰め込んだ本箱が、あちこちを巡っていきます。自分のまちに、期間限定のサーカスや映画がやってくるような、日常に非日常がやってくる感じ。

本には、その本を選んだ人のコメントを貼っておき、読んだ人もコメントも書き込めるようにします。本を媒介にして、時空を超えたコミュニケーションが起こることを狙っています。
明後日、2023年10月12日(木)の夕方5時~、県立長野図書館3階の信州・学び創造ラボで「旅する本箱」のキックオフイベントをします。どんなテーマの本箱があったら嬉しいか、みんなで話してみる会をしますので、興味がある方は遊びに来ていただけると嬉しいです。

本との出会い方その③「ビブリオバトル」

森:3つめは、「ビブリオバトル」、いわゆる、知的書評合戦ですね。
何人かのバトラーが、自分のおすすめしたい本を持ち寄って、その本の魅力をプレゼンします。参加者は、どの本を一番読みたくなったか投票して、チャンプ本を決めるというイベントです。
実は、県立長野図書館の3階、信州学び創造ラボでは、「ビブリオバトルこうしん」の鈴木さんが、月一ペースでビブリオバトルをやってくれているんです。

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