2010.07.01 [ ★初めての方へ ]
ネット通販でトラブルに遭わないための十ヶ条
インタ-ネット通販は、便利な反面、相手方の顔が見えない中、届いた商品が気に入らなかったり、店となかなか連絡がとれないという問題が出てくることがあります。次の点などを確認して、納得できたら購入するようにしてください。
1 購入したい商品かを確認しましょう
インターネット通販では、ウェブサイトの広告の写真等を見て判断して購入することが多く、「思っていた商品ではなかった。」「広告とイメージが違う。」などといった相談が寄せられています。また、広告では、「写真はイメージです。」という旨の注釈つきで掲載されることもあります。
ウェブサイトに記載の取引条件や商品に関する情報を確認したり、不明な点があれば販売業者へ問い合わせましょう。
2 販売業者の連絡先などを確認しましょう
販売業者名、所在地、電話番号などウェブサイトに記載されているか、利用規約の内容に問題がないかを確認しましょう。連絡先が記載されていない販売業者との売買は、万が一、何かトラブルが発生した場合に対処できないため、大変危険です。
3 信用できる販売業者かを確認しましょう
インターネット通販は非対面取引のため、販売業者選びに当たっては、検索などを使って評判を調べておきましょう。(すべて信用できるとは限りません。)また、インターネット通販を行う場合は、法律(「特定商取引法」以下同様)で、以下の内容をウェブサイト上に記載するよう定められています。
・販売価格(送料についても表示が必要)
・代金の支払時期、方法
・商品の引渡時期
・商品の引渡後におけるその引取(返還)についての特約に関する事項
(その特約がない場合にはその旨の表示)
・販売業者の氏名(名称)、住所、電話番号、代表者氏名
上記の内容がきちんと掲載されている販売業者(法律を守っている事業者)を選ぶようにしましょう。
4 返品条件を確認しましょう
返品条件(返品の可否、条件、キャンセル料の有無等)などの記載を必ず確認しましょう。インターネット通販のトラブルの多くは、「返品しようとしたが、販売業者から返品を断られた。」というものです。インターネット通販を含めた通信販売では、消費者が自らの意思により注文しているため、無条件で解約できる「クーリング・オフ」の適用はありません。返品ができるかどうかについては、販売業者が広告等で返品特約に関する記載を法律で定めたルールにより表示していれば、その返品特約が適用されます(注)。
なお、広告等に返品に関する特約が記載されていない場合は、商品を受け取った日から8日間以内であれば、送料を消費者負担で返品できます。
返品条件が記載されている利用規約や広告画面等を印刷物や電子情報として保存しておきましょう。
注:例えば、返品条件に「返品できません。」と記載されていれば、原則返品できませんので注意が必要です。
5 支払金額、支払方法等について確認しましょう
支払金額について、送料・包装手数料等の有無など総額いくらになるかを確認し、疑問な点があれば問い合わせして確認しましょう。
また、支払方法等は、信頼できる決済方法を選択しましょう。インターネット通販では、「商品を注文し代金を振り込んだが商品が届かない。」という苦情もあるなど販売業者の対応が悪い場合があります。前払いは避け、商品を確認後支払いができる販売業者を選ぶ方が安心です。
6 送信前に入力した注文内容を再度よく確認しましょう
商品の内容、注文数などの入力情報をもう一度確認しましょう。入力方法や操作方法に関する指示があれば、その指示に従いましょう。また、注文後に販売業者から送られてきた注文確認メールの内容は必ず確認しましょう。注文画面などを保存又は印刷して残しておきましょう。
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