2026.09.11 [ 職員のみつけた情報コーナー林務課 ]
カラマツのSGEC材でウッドデッキをつくる
上田地域振興局林務課特派員です。
20年程前に作った家のウッドデッキですが、手入れをしてこなかったこともあり、荒れ放題になっていて何とかしなければと思い、「できるだけ費用をかけずに仕上げたい」「どんな素材でつくるか」 など悩むこと3年。

作った当時は素材には無頓着。杉かなあ?時代を考えれば外国産?
長年風雨に晒され、金属金具の周辺の痛みが特に目立ちます。

○まずはネットでどんな素材にするか情報収集。ウッドデッキの素材には天然木、人工木、アルミ系、タイルなど様々な素材があります。耐久性、メンテナンス、見た目や触感、費用などあれやこれや情報がぐるぐると頭の中を回ります。
自分の好み、そしてこのところの夏の暑さを考えるとやっぱり天然木かなあ。耐久性やメンテナンスを考えるとウリンなどのハードウッドが良さそうだけど、お値段が・・・。
環境的なことも考えてみたりして。「そうだ!県産材にしよう!!自分でやれば安上がりだし。(無謀じゃない?)」
○カラマツかアカマツか
カラマツは強度があり、構造材としても利用されています。比較的、耐水性もあり、見た目も美しい(個人の感想)です。その反面、乾燥して割れや反り、ヤニがでることも。固く節も多いので加工が難しいともいわれます。
アカマツは加工しやすく、香りが良いため内装材や家具にも使われます。う~む。甲乙つけがたい。
○どうせやるならSGEC材!
SGECは日本の森林認証制度で、違法伐採や乱伐ではなく、持続可能な森林管理のもとで生産され、環境に優しい木材であることが保証されています。
また、伐採・運搬・加工まで一連の管理が必要で品質が保証されています。
(認証取得や管理コストが加わるため、価格がやや高めになることがありますが、)
SGEC材を使用することで地元の森林を守ることにも貢献できますが、CoC認証(*)を受けていない製材所も多いため、ホームセンターで見かけることはあまりなく、専門の材木店や工務店を経由することが多いです。
ここは、SDGsに貢献すべく、地域で認証材として流通しているカラマツを利用することに決めました。
*SGEC森林から出た木材が、加工・流通の途中で混ざらずに、正しく管理されていることを証明する仕組み。
○さて、できるかな?
素材が決まったら、次はどう作るかです。一度は経費節減のためDIYすると決め、SNSなどで動画を見たり、本を読んでみたり。必要な道具選びなど、考えることが多すぎていつまでたっても重い腰が上がらない。このままでは浦島太郎になってしまう。
○やはりここはプロにお願いしよう!
ウッドデッキは縦横3mほどの広さがあり、DIY経験の乏しい私にとってハードルが高かったこと、カラマツを使用することから、CoC認証を受けていて、製材・加工のみならず建築も請け負う長和町の小林木材株式会社さん(カラマツのプロ!)に依頼することにしました。カラマツの良いところ、欠点も知り尽くしていて、悪いところが出ないよう製材をしてくれます。



これで森からユーザーまで認証のリンクがつながりました。

(SGECジャパンのホームページより)
○いよいよ着工、そして完成
お願いしてからは、早かった。あれだけ悩んだのが嘘のよう。
暑い夏の日、職人さんたちのおかげで撤去1日とちょっと。施工2日でデッキが完成!
正直、これは自分ではできなかったな。(お願いして正解)(‘◇’)ゞ



木の温かみ、やさしい感触に大満足。ここでBBQ&Beer、あー、待ちきれない。
とはいえ今年の夏も暑いです。この暑さでは木も熱くなります。日陰づくりのため、ガーデンパラソル、おこずかいをためて買いたいです。
○メンテナンスは大切
伐採された後も木は生きているという表現をする人もいます。水分を吸ったり、吐いたり。伸びたり縮んだり、反ったり。まるで生きているかのようです。だからこそ温もりを感じるのかもしれませんね。
また、少し時間が経つとカラマツはささくれて、トゲがでることもあるので素足で歩く場合は注意が必要です。それも含めて今度こそ、しっかりとメンテナンスをして少しでも長く使えるようにしたいものです。
皆さんもウッドデッキなど身近なものから地域材、SGEC材の利用を始めてみませんか?

SGEC認証の森林。伐採された後はカラマツが植林され、次の世代が育ち始めています。
SGEC認証についてはこちらをご覧ください。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野県上田地域振興局総務管理課
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115























