じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

辛くてうまい霧隠そば「琴笙庵」

商工観光課のNです。

以前にもこのブログで紹介した、真田幸村と上田が大好きなおかみさんが経営している上田市のお蕎麦屋さん「琴笙庵」をお訪ねしました。

今回は別の目的があってお訪ねしたのですが、当然ながらお蕎麦を注文します。
注文したのは、この時期しか食べられない「霧隠そば」
 変わったネーミングですが、真田幸村の十勇士の一人、霧隠才蔵(きりがくれさいぞう)という忍者が使う「霧隠れの術」にちなんだもので、お蕎麦の上に辛い大根おろしがたっぷりと乗っています。ここに、そばつゆをかけ軽く混ぜてからいただきます。
食べると、初めはサッパリ、途中からだんだん辛くなってきます。でも美味しい。後味も爽やかです。

この「霧隠そば」には2種類あって、今回私が頂いたものは上田の地大根「うえだみどり大根」を使ったものです。写真のとおり、とてもきれいな緑色をしています。

もう一つは、同じく上田の地大根「山口大根」を使ったもので、こちらはかなり辛く、辛いものが苦手な方は食べられないため、お客さんから指定された場合にだけお出しするそうです。ちなみに、常連のお客さんは承知していて、「辛い方」とか言って注文されるそうです。

また、このお店のメニューには掲げられていませんが、裏メニューで、うえだみどり大根や山口大根の天麩羅もあるそうです。う~ん、それをつまみにお酒を飲んで、蕎麦でシメ、ってのもいいな・・・。なお、霧隠そばやこれらの裏メニューは、3月下旬までの限定とのことです。

ところで、前回のブログで紹介したとおり、おかみさんは、この上田と、真田幸村のもう一つのゆかりの地である和歌山県九度山町を繋ぐ活動をされています。そのおかみさんからお聴きしたトリビアを御紹介します。

この上田で「真田三代」というと、真田幸隆、昌幸、幸村の3人をいいます。ところが、九度山の「真田三代」は、真田昌幸、幸村、大助の3人をいうのです。大助とは、関ヶ原の戦いの後、昌幸と幸村が九度山に流され、その九度山で生まれた幸村の子です。父・幸村とともに大阪城に入城して徳川軍と戦っています。なるほど、面白いですね。

 当然、大助は上田ではなじみがありませんが、前回のブログでも御紹介した当店のシンボルともいえる真田幸村と十勇士の巨大なタペストリーには、大助の絵まであります。

このお店へ行かれたら、ゆっくりとタペストリーを眺めてみてください。おそらく、おかみさんがニコニコして出て来て、真田のお話が機関銃のように始まります・・・(--;)

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